「自然体で走る」ことについて考える・・・その2

2009.11.04

ライフ・ソーシャル

「自然体で走る」ことについて考える・・・その2

野口 克彦

前回は「上虚下実」な状態が全てのスポーツの基本であり、特にランニング(動作)においては「上虚下実」の視点を少し変えた考え方である「末虚中実(注)」な状態が重要であると解説させて頂きました。

一方、大人は、驚くほど肩甲骨の可動域が制限されており、背中が常に平坦であるといっても過言ではありません。従って寝返りをしないのです。

これは、加齢に伴い肩甲骨を動かす筋肉の機能が制限されていくことに起因するといえる訳ですが、特に、肩甲胸郭関節を動かす筋肉(群)は、普段の生活の中では動かすことが少ない筋肉であり、加齢と共にこの筋肉(群)の可動性が損なわれ、結果として肩甲骨の動きが悪くなるのです。

これらのことから、肩甲骨を如何に柔軟に動かすことが出来るかが「肩の力を抜く」上で重要であると考えることが出来ます。

つまり、肩甲骨を柔軟に動かすことが出来ないということは常に肩(甲骨)に力が入っているということになり、力を抜きたくても抜けないという訳です。

特に、ランニングにおける腕振り(動作)を行なう上では、この肩甲骨の可動性が非常に重要なポイントであるといえるでしょう。

(注)野口が作った造語

さらに続く・・・

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