レビューへの期待(1/2)

2009.06.23

組織・人材

レビューへの期待(1/2)

内田 正志

レビューを受ける人はレビューという場に対して何を期待しているのでしょうか?その種類について考えてみます。

私は、レビューイ(レビューを受ける側)が期待しているポイントとして、大きく以下の6タイプ(細かくは12タイプ)があげられるのではないかと考えています。
(研修におけるレビューだけに限ったことではないと思いますが)

 

 

【Type1.善し悪しが知りたい】

〔Type1-1.不安〕

(定義)そもそも自分がやっていることが正しいのかどうかを知りたい
(対応)相手に比較的余力があると感じられる場合は、明確には答えず(例:「とりあえず進めてみてはどうか」「一つの方法としては良いのではないか」)、余力がない場合は明確に答える

〔Type1-2.危惧〕

(定義)後に手戻りが発生しないように、現時点での善し悪しを確認しておきたい
(対応)善し悪しを明確に答える

【Type2.答えを教えてほしい】

〔Type2-1.焦り〕

(定義)課題の難易度が高すぎて、自分にはできないというお手上げ状態
(対応)ヒント(やり方・回答例など)を与えることで、やればできるという可能性を感じさせる

〔Type2-2.確認〕

(定義)自分なりに納得のいく答えを導き出せたので、答え合わせをしたい
(対応)答えを教える。間違っている場合は、その理由を一緒に考える。

【Type3.ヒントがほしい】

〔Type3-1.自律〕

(定義)自分の力でやり遂げるためのきっかけがほしい(自発的な学習における最も健全な状態)
(対応)ヒント(やり方・回答例など)を与える

〔Type3-2.甘え〕

(定義)特別に困ってはいないが、何か教えてもらえればラッキーだと考えている
(対応)基本的には何も教えない。気を引き締めさせる必要がある場合は、その旨を指摘する。

今回はよくある(私の経験の中で)3つのタイプについて説明させていただきました。
次回は、少し特殊な残り3つのタイプについて説明させていただきます。

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