コーポレートベンチャー:「1勝9敗」はどれだけ凄いのか?

2009.01.23

経営・マネジメント

コーポレートベンチャー:「1勝9敗」はどれだけ凄いのか?

入野 康隆

コーポレートベンチャーは独立系ベンチャーとは事業計画の考え方も少し違うので、解説します。

■ ビジネスプランコンテストなどのスポンサーになる

■■■ 撤退の決断が早い

プロジェクトは始めるより終わらせるほうが難しい。

新規事業の財務インパクトが大きいのは、
立ち上げフェーズのキャッシュアウトよりも
むしろ撤収フェーズの遅延による損の垂れ流し。

既存事業で経常利益2億円を捻出するのは相当の苦労がありますが、
新規事業で2億円の大損をだすのはカンタンです。

コーポレートベンチャーのうまい企業は

■ 撤退ルールが明確:
3年で単月黒字未達成ならば、いくら顧客基盤や資産が蓄積していても即撤退」など

■ 失敗した人材にレッテルを貼らずにセカンドチャンスを与える

■ 撤退を決断できる強いリーダーがいる

■■■  年齢や経験、スキルよりも「手を挙げた奴」にやらせる

プロジェクトのリーダーに誰に選ぶかは悩みところです。

能力で選ぶのか、経験で選ぶのか?

しかし、コーポレートベンチャーに強い企業は
能力や経験、年齢よりも
「自ら提案し立候補したかどうか」を重視しています。

理由は

■ 手を挙げた奴はモチベーションが高いから

■ 手を挙げた奴は諦めないから

■ 手を挙げた奴は社内圧力に耐えれるから

■ 新規事業なので
既存事業の経験や年齢はむしろ邪魔だから

■ 大企業ならば採用面接時点で
足切りレベルの能力は超えているはずだから

■■■ 新規事業のガーディアンがいる

新規事業企画室やPMO(プロジェクトマネジメントオフィス)など名称はさまざまですが、コーポレートベンチャーを統括する組織を作っている企業は多々あります。

しかし、成功している企業には、事務局をつとめる官僚集団以外に、新規事業に対する理解の深いガーディアン(守護神)がいます。

ガーディアンの条件は

■ 官僚集団を経済合理性を超えたカリスマ性で説得できる

■ サブマリンプロジェクトを見つけてもシラバッくれる懐の深さがある

■ 失敗しても企業風土として新規事業は尊いと本気で信じている

編集後記:ベンチャーには今がチャンス

「この不況でベンチャーも大変でしょ!?」って最近よく言われますが、
私の感覚は全く違います。

ベンチャーにとって今は大変なチャンスの時期だと感じています。

ベンチャーにとっては、不況であれ好況であれ、
景気の振れ幅が大きい時がチャンスなのかもしれないですね。

感想・相談は irino@linzylinzy.com  (入野宛) へよろしくお願いします。

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