人生2番目の大きな買い物(1)

2007.06.13

仕事術

人生2番目の大きな買い物(1)

片出 剛
有限会社 アクト・パートナーズ 取締役

人生の大きな買い物として、非常に大きな出費を伴うものには、何があるか真剣に考えたことがあるでしょうか。皆さんの心に第一に浮かぶもの・・・それは「マイホーム」だと思います。では、2番目は?と問われた場合、これはそれぞれ意見が分かれてくるのではないかと思います。

ここで私が取り上げたいのは「保険」です。「保険」は目に見えない商品であり、なかなか仕組みが複雑で、皆さんあまりよく考えずに保険に加入しているケースも多いのではないでしょうか。ところが、皆さんが支払う「保険料」は、実はとんでもない額になるのです。

「保険」とは、大ざっぱに言えば、不測の事故に備えて保険料の払込みを行い,所定の事故が発生した場合に保険金を受け取るものと定義できますが、今日、各生命保険会社,損害保険会社,共済事業者などが販売している商品は非常に多岐に渡ります。現在世間を騒がせている国の社会保険料(健康保険・厚生年金など)も立派な保険の一部と言えます。

まず、「保険」という商品について、一般的に皆さんが加入する商品は、主に以下の通りとなります。

1.人の生死・健康に関わる保険(主に生命保険分野の商品)
・終身保険、定期保険などの死亡保障を主とする保険
・病気やケガ等による入院・手術などに対する保障、介護への備えに対する保険
・老後の年金や満期時の満期保険金など、資産形成を行うための保険

2.人以外のモノやその他損害に関わる保険(主に損害保険分野の商品)
・自動車保険や火災保険など、財産・所有物などに対する損害を補償する保険
・海外旅行傷害保険やゴルフ保険など、趣味やレジャーに対する損害を補償する保険
・他人にケガをさせたり、他人のモノを壊したりすることに対する賠償責任を補償する保険

他にもいろいろな保険がありますが、一般的には上記のような保険商品が皆さんに馴染みがあるのではないかと思います。

そして支払う保険料です。ここで単純な計算をしてみます。現在30歳として今後定年(60歳)まで、平均して以下の保険料を支払うものとして、支払保険料の総額を計算してみます。
・生命保険料(全合計):20,000円/月
・損害保険料(全合計):10,000円/月
・社会保険料(健保、厚生年金):30,000円/月
                  合計60,000円/月
   60,000円×12ヶ月×30年=21,600,000円

皆さんいかがですか?国に支払う社会保険料を除いても、1,000万円以上の出費です。実際の生命保険料などは、自分の死亡保障、老後の年金、子供の育児・教育などに備えた保険などに加入することを考慮すると、この程度の負担では済まない可能性が高いのです。

上記の計算は計算をシンプルにするためにかなり荒っぽいものですが、実際に今自分の支払っている保険料に当てはめてみて、過去から将来に渡り、自分はいくらの買い物をしているか簡単に計算してみてはいかがでしょう。きっと自分でもびっくりするくらいの金額になるのではないでしょうか。まさしくマイホームに次ぐ、人生2番目の大きな買い物と言えるかもしれません。

(続く)

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片出 剛

有限会社 アクト・パートナーズ 取締役

はじめまして。 有限会社アクト・パートナーズの片出と申します。 私はこれまで保険会社を中心とした金融関係の仕事をして参りました。それらの経験等を通じて得た様々な情報を、楽しく分かりやすく発信できればと考えております。 よろしくお願いします。

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