企画書の書き方:雑考

2008.07.17

仕事術

企画書の書き方:雑考

寺西 隆行
(株)Z会

7月15日以降、半月で4本。 これが今、僕の抱えている(&すでに書き上げた)企画書の本数です。

◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

過去、企画書を何度も書いてきた感覚からすると

超重たいもの:1本
重たいもの:1本
フツウ:1本
軽め:1本

くらいの感じですね。

今日は「超重たいもの」を朝から書いていたので(久々に7時30分より前に出社しました)、文章が途中で止まり行き詰ったり、頭が働かなくなったり…いろいろです。
もちろんルーチンも普段どおりありますので、短期的に7月は、かなりハードな毎日となっています。
※企画する=やりたいことをやるキッカケになる、ということですから、広く見ると精神的には辛くないんですけど、「企画書を書く」こと自体は辛いですねぇ(苦笑)。

さて、学生さんや、若手社会人の方には

「企画書ってどう書けばいいの?」

と思われている方、多いと思います。僕もそう思っていました。

けれど正直、決まりきった「書き方」なんてないです(日付や所属を必ず入れる、など、気をつける点、というのはありますが)。

加えて、「思う」のは自然ですが、この言葉がダイレクトに「人に聞く」シチュエーションで出てくるような方は、まずは遮二無二、企画書を書くという行為を実際に「やってみる」ことで、いろいろ感じることが先じゃないかな、と思います。書き方に悩む前に。

企画書で大切なのは、提案者の「熱意」が感じられること。
これは言うまでもないでしょう。
人から言われて、とか、「うちの部署の仕事だしなー(だから仕方ない)」「プロジェクトの担当だしなー(だから仕方ない)」とか言った心境で書かれた企画書なんて、伝わってくるものがありませんから。

ですが、学生や若手社会人の皆さんの多くが「わかっていない」こと。
それは「自分の思いのたけをぶつけることが企画書だ」しか思っていないことですね。

相手に伝わる、それが本当の熱意です。
だから企画書は、発表する相手を想定して、相手の分かる言語で、言葉遣いで、起承転結で、書かなければいけないんです。

(だから「企画書の書き方」などという決まりきったものはない、ということですね)

これは決して、「相手に迎合せよ」ということではありません。
自分のやりたいことを言語化する際に、なるべく自分の言語ではなく、相手の言語に翻訳する、ということなんです。

僕はWeb戦略の統括ですから、企画書でWebのことに言及する際が多いのですが、必ず聞き手の

次のページ換言すれば、究極の熱意とは、相手の立場をとことん考える...

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会

文部科学省広報戦略アドバイザー 経済産業省「未来の教室」教育・広報アドバイザー 三島市GIGAスクール推進アドバイザー 等

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