私のメンタルヘルス回復体験記(その4)

2008.07.03

ライフ・ソーシャル

私のメンタルヘルス回復体験記(その4)

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

最近、組織の中でメンタルヘルスに関する関心が高くなってきましたね。私にも、悪化、回復の体験があります。その体験が皆様のお役に立つかはわかりませんが、何かしらの役に立てばいいな、という願いのもと、つらつらと書かせていただきます。

 リーダーが方針をコロコロ変えてしまう、描く未来をコロコロと変えてしまうことは、社員が過去にやってきたことを否定すること、と意味づけられがちなんです。

 意識が相当高ければ、経営者の考えについていけます。臨機応変に対応しないと、中小企業レベルでは、生き残れないこともわかります。

 でも、たいていは、同じレベルで考えることは無理です。経営者は、社員に自分と同じレベルの努力を求めることもありますが、それは無理だと思います・・・。よっぽど、マネジメントの仕組みができていたり、天才的なマネジメントセンスがあれば別ですが。

 私自身、経営者になってみて、大きな絵は変わらないですが、小さな絵はコロコロと変えていかないと、やっていけないことが非常によくわかりましたね。

 多くの人を関与させて、仕掛りの作業を大量発生させて、それを突然中止するのは、すごくメンタルヘルスには悪いですね。その理由が納得がいくもの、関わったメンバーの過去を無意味にするものでないように説明する必要があります。

 4回にわたって、メンタルヘルスを扱ってきましたが、いかがでしたでしょうか?まあ、自分の恥をたくさんさらしてしまいましたね・・・。

 そして、自分の今のスタンスのあり方のルーツのようなものもさらしてしまった気がします。

 ちょっと、足早でしたが、これで、今回のシリーズは終わりにします。読んでくださった皆様、ありがとうございました。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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