世界を変える会社の作り方~6~

~スタートアップ期(2年間)に生じる壁と対策~  会社とは何か、事業とは何か、お金とは何かといったことをお話したいと思います。  私は起業を決意して、行動を起こし、何度も何度も失敗を繰り返し、ようやく2年を乗り切った新米の経営者です。まだ成功しているわけではありませんが、私がなぜ起業をし、何に失敗し、何を学んだのかについて率直にお話することで、皆さんの将来の糧にしていただければ幸いです。

 私は、ウォーレン=バフェットやビル=ゲイツの成果に関しても、ネガティブな部分があると思います。バフェットやビルは、稼ぐ力は桁違いにあったと思いますが、カネをうまく使う力があるかどうかはわからないからです。巨額の富を社会にうまく分配できるかどうかは別だと思うのです。彼は、エイズの撲滅にものすごい寄付をするかもしれません。しかし、世界的な医療問題の重要課題は、実はエイズではないかもしれません。環境問題として現在焦点が当てられている二酸化炭素やオイルよりも、水の問題のほうが大きいかもしれません。

 重要な研究結果を見ると、世界の物質的な富の分配においては、慎重にやらなければならないと感じます。カネを持っている人がカネをうまく使えるかどうかは別であり、それは社会的に大きな問題だと思うのです。シェアーズは、そのような社会資本の循環になんとか寄与できないものかと考えています。

 あとは、事業が軌道に乗るまでに3年はかかることを覚悟するべきです。少なくとも、私は2年たっても成功できていません(笑)。「石の上にも3年」を肝に銘じましょう。

~3章 第四部に続く~

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