世界を変える会社の作り方~5~

~スタートアップ期(2年間)に生じる壁と対策~  会社とは何か、事業とは何か、お金とは何かといったことをお話したいと思います。  私は起業を決意して、行動を起こし、何度も何度も失敗を繰り返し、ようやく2年を乗り切った新米の経営者です。まだ成功しているわけではありませんが、私がなぜ起業をし、何に失敗し、何を学んだのかについて率直にお話することで、皆さんの将来の糧にしていただければ幸いです。

ポストXBRL、ポストグーグルを目指す

 では、価値とはどうあるべきか。表題の「世界を変える会社」につながる部分です。
 Web、IT関連で独立する時に究極的に考えなければならないのは、「なぜグーグルじゃいけないのか。なぜ自分はグーグルに入社しないのか」ということです。それに答えられないのであれば、その動機はエゴだと思います。独立心のほとんどはエゴですが、その動機ではうまくいきません。

 ベンチャーの前提は、「新しい価値を創造すること」。そのためには、志が高くなければならないのだと思います。志の高さは時間軸に比例するものです。ベンチャーと大企業ではケーパビリティ(能力)がまったく違います。資本力、実行力でかなわないのだから、より長期を見据えなければならないというのが当たり前の現実です。つまり、ベンチャーは大企業に、すらりと、「それいいね」と受け入れられるようなことを言っていては、ダメということではないでしょうか。

 恐らく私らが掲げる「有価証券報告書・六法全書・世界の歴史の完全ビジュアライズ化」という考え方は、時間軸としては少し先のものかもしれません。ただ、大企業がXBRLを採用している時代に、私たちが同じようにXBRLをやっていてはかなわないわけです。

 ベンチャーは、ポストXBRL、ポストグーグルの世界を生きなければならない。

 情報がすべて揃う時代に、どういうふうに「意味」に変換するか。そこを考えなければ、価値はないのです。物事を見る時間軸の長さがモノを言います。

 ハーバードの調査で、卒業生の経済的な価値を決める決定的な要素は何か、というものがありましたが、20年間の分析した結果、その要素はひとつしかなかった。それは、物事を見る「時間軸の長さ」だけでした。ベンチャーは、より長期で物事を見る必要があるということです。

 あとは「ロマンとそろばんのバランス」も大事です。いやらしい話かもしれませんが「夢を語ることによるコストの繰り延べ」という考え方があります。具体的にはストックオプションです。資本力の乏しさを長期で補填していくという意味で、現実的な考え方といえます。シェアーズはまだストックオプションを発行していませんが、長期のビジョンにコミットするメンバーには、少しずつ株式を保有してもらいたいと思っています。

 経営者とは、「ビジョンの守り主」兼「会社の管理人」。ストックを保有するとは、創業者利益を確保する、という以前にこのような意味があるのだと思います。

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