6️⃣AI時代を読み解くキーワード⑥ World Model──AIは「世界の次」を想像する 今回取り上げるのは、 World Model(世界モデル) です。
学習者が仮想空間で判断すると、その行動によって次の状況が変わります。失敗したら、理由を考えてもう一度試します。
これは、
正解を教える研修から、結果を予測して判断する研修への変化
です。
管理職研修でも、自分の言葉や行動が部下へどのような影響を与えるかを考える訓練に活用できるでしょう。
ただし、人間の反応は完全には予測できません。
AIの答えを正解とせず、可能性を考える材料として使う必要があります。
企業は何を準備すべきか
企業が今から行うべき準備は明確です。
- 自社にある現場データを把握する
- 何を予測し、何を改善するのかを決める
- 判断・操作・結果をセットで記録する
- 熟練者の暗黙知を映像や音声で残す
- AIの予測を現場で検証する
- 現場とAI部門をつなぐ人財を育てる
必要なのは、AI研究者だけではありません。
現場を理解し、AIの予測を疑い、業務へ実装できる人財
が重要になります。
World Modelは企業の「仮説力」を高める
World Modelは、未来を正確に当てる水晶玉ではありません。
その価値は、行動する前に、
- 何が起こり得るか
- どこに危険があるか
- 別の方法はないか
- 何を準備すべきか
を考えられることです。
World Modelは、人間の判断を不要にする技術ではありません。
人間が行動する前に、より多くの可能性を検討するための技術
なのです。
そして私たちにも、こう問いかけています。
「あなたは行動する前に、その先で何が起きるかを、どこまで考えているのか」
次回は、
Multimodal AI(マルチモーダルAI)
を取り上げます。
AI時代を読み解くキーワード
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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