昭和の履歴書は、シンプルだった。 職歴:〇〇株式会社 入社 ——以上。 それが理想だった。 一社に勤め上げる。 それが信用だった。 だが今、履歴書に社名が5つ並んでいても珍しくない。 何が起きたのか。
昭和の履歴書は、シンプルだった。
職歴:〇〇株式会社 入社
——以上。
それが理想だった。
一社に勤め上げる。
それが信用だった。
だが今、履歴書に社名が5つ並んでいても珍しくない。
何が起きたのか。
■ 昭和:一社専属モデル
高度経済成長期。
企業は終身雇用を前提に採用する。
社員も一社に人生を預ける。
この関係は、相互依存だった。
🔥昭和転職トリビア
・転職回数2回以上で評価低下
・「石の上にも三年」が常識
・中途採用は少数派
・新卒一括採用が主流
・企業別組合で囲い込み
・社内異動でキャリア形成
・定年まで同じ会社が前提
転職は“逃げ”と見なされることもあった。
会社が守る代わりに、
個人は忠誠を誓う。
合理的な関係だった。
■ 平成:転職は“リスク回避”
バブル崩壊後。
リストラ。
希望退職。
倒産。
会社は絶対ではないと知る。
💥平成転職トリビア
・就職氷河期で非正規増加
・転職サイト急増
・ヘッドハンティング普及
・年功序列崩れ始める
・派遣社員急増
・「キャリア」という言葉の浸透
平成世代はこう考え始める。
「この会社だけでは危ない」
転職は裏切りではなく、
リスク分散になる。
だがまだ不安は残る。
転職回数が多いと警戒される。
履歴書は減点方式。
移行期だった。
■ 令和:転職は戦略
今、転職は珍しくない。
むしろキャリアアップの手段。
🚀令和転職トリビア
・転職回数3回以上が一般化
・中途採用比率上昇
・リファラル採用拡大
・副業経由で転職
・年収アップ転職事例増加
・スキルベース採用
・ジョブ型雇用議論
会社は“ゴール”ではない。
通過点。
昭和は会社に育ててもらう。
令和は市場で評価される。
■ なぜここまで変わったのか?
理由は構造的。
1. 経済が成長前提でなくなった
2. 企業寿命短縮
3. デジタルで求人可視化
4. スキル市場化
昭和は社内価値。
令和は市場価値。
どこで評価されるかが変わった。
■ 世代が揺れる瞬間
昭和世代が驚く令和
・転職前提の就活
・3年で辞める若手
・副業から独立
・会社に依存しない設計
令和世代が驚く昭和
・一社勤続40年
・転職=裏切り
・定年が人生の区切り
・会社が人生保証
平成世代の本音
「両方の怖さを知っている」
■ 本質的な変化
転職が増えたのは、
根性がなくなったからではない。
会社の永続性が保証されなくなったから。
昭和は会社にキャリアを預ける。
令和はキャリアを自分で持つ。
あなたの履歴書は、
会社中心か。
市場中心か。
次回、最終回。
1️⃣2️⃣ 次の30年で壊れるもの。
会社の未来を予測する。
完結へ。
【連載】時代でビジネスはどう変わったのか?
2026.03.26
2026.03.30
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター
● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民
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