オフィス労働生産性を向上させるために(1)付加価値を生んでいるのかを常に意識する

画像: Wiyre Media

2019.05.29

仕事術

オフィス労働生産性を向上させるために(1)付加価値を生んでいるのかを常に意識する

日沖 博道
パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

労働生産性を上げるためにはどうしたらいいか。最近になって、こんな問い掛けを再びされるようになってきた。「働き方改革」に取り組んでいる会社が増えたせいだろう。しかしこれは本来、流行や政府の後押しに関係なく、企業としては常に取り組むべきテーマだ。 ここでは特にオフィスにおける労働生産性を向上させるために必要なことに絞って考えたい。第一弾は「付加価値の意識」だ。

こうした無駄な活動に時間を使おうとする行動を誘発する要因が組織に内在していることは実は少なくない。特に、組織の長が自らリスクを取らずに部下に責任を押し付けるようなスタイルを持っていると、部下はあれこれと気を回して付加価値の低い余計な仕事を自ら増やしてしまうことが往々にして起きるものだ。

人件費がバカみたいに安かった高度成長期以前に確立した「仕事というものはそういうものだ」という都市伝説じみた誤解が世代を超えて伝染している可能性がないかどうか、自社の労働生産性の低さの理由を訝しんでいる経営者は今一度社内をチェックしたほうがよい。

そして働く人一人ひとりが、今検討すべきでない「イシュー」や「範囲」の仕事に貴重な時間を費やすことは、自らの付加価値を下げる行為だと肝に銘じたい。

「今取り組んでいる/取り組もうとしている仕事は本当に付加価値を生んでいるのか/生むのか」を常に問う意識を多くの従業員が持っている組織は強いし、効率的に動ける。アリバイ作り的な仕事は常に批判にさらされ排除されるので、ダラダラした仕事、ましてや無駄な残業はなくなるはずだ。

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日沖 博道

パスファインダーズ株式会社 代表取締役 社長

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