中世暗黒時代:文明論的世界史の視点から

2018.07.10

開発秘話

中世暗黒時代:文明論的世界史の視点から

純丘曜彰 教授博士
大阪芸術大学 哲学教授

/ヨーロッパ中世は、中央アジアの騎馬遊牧民の西進によってゲルマン人が西ローマ帝国に入り込み、帝国が放棄され、代わって教会が抑圧的神聖管理をしたことによってできた。しかし、9世紀になると、ゲルマン人の残り、北方に逃げたノルマン人がヴァイキングとして来襲。これらを十字軍として東方に追い払おうとしたが、かえって東方貿易で力を付け、ヨーロッパの主権を奪われることになる。/

十字軍の失敗と疫病の蔓延で教会権威は失墜。くわえて百年戦争で、北フランスは混乱。その一方、フィレンツェ・ミラノ・ブルゴーニュや、トゥールーズ・アキテーヌ、つまり、かつてのノルマン移民地域は、とってつけたようなゲルマン的教会支配を払拭し、中世の秋の繁栄を謳歌。14世紀後半になると、アヴィニョン(トゥールーズ内)のペトラルカやフィレンツェのボッカチオが恋愛を詩や物語に詠い、ブルゴーニュでも茶番のような恋愛騎士道が大流行。フィレンツェなどにはメディチ家をはじめとする金融業が出現。こうして中世が終わっていった。


by Univ.-Prof.Dr. Teruaki Georges Sumioka. 大阪芸術大学芸術学部哲学教授、東京大学卒、文学修士(東京大学)、美術博士(東京藝術大学)、元テレビ朝日報道局『朝まで生テレビ!』ブレイン。専門は哲学、メディア文化論。最近の活動に 純丘先生の1分哲学vol.1 などがある。)

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純丘曜彰 教授博士

大阪芸術大学 哲学教授

美術博士(東京藝大)、文学修士(東大)。東大卒。テレビ朝日ブレーン として『朝まで生テレビ!』を立ち上げ、東海大学総合経営学部准教授、グーテンベルク大学メディア学部客員教授などを経て現職。

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