副業へ飛びつきたい人へ2 どうせやるなら、副職をめざす。副業が向く人、向かない人

画像: Nori Norisa

2018.05.13

仕事術

副業へ飛びつきたい人へ2 どうせやるなら、副職をめざす。副業が向く人、向かない人

猪口 真
株式会社パトス 代表取締役

自分の可能性を考え、「もっと稼げるはずだ。もっと違う世界があるはずだ」と思う人は、自分を独立したビジネスマンだと思えば普通のこと。どんどんチャレンジしてほしいが、副業は本当にいい話なのだろうか。

また、現在の事態を会社が許容しているのだから、管理もルーズなのだろう。副業は自由に選択できる状況にあるともいえる。

現在の会社では力を発揮していないかもしれないが、得意なことはいろいろあるはず、じっくり考えて副業を選択しよう。

ただ、生活費の足しにしようと、時給1200円の仕事を週に10時間程度こなすことができたとしても、月に5万円程度にしかならない。年間60万円は少なくはないが、自分の時間や自分の成長の機会をほぼ失うこと、心身のストレスをともなうことを考えた場合、それでもやると判断できるかはよく考えるべき。

また、自分で「給料に見合っていない」と思っているならば、上司や会社としてもそう判断している。さらなる減給や降格がないとも限らない。そうなると副業もしんどいものになる。

本業で成果を出すことのほうが、将来を考えれば優位なのはいうまでもない。

それでも何かやってみたいと思うならば、単なる副業ではなく、自分の可能性をもとめて、「副職」を目指そう。今の会社で実力を発揮できていないなら、「職」が合っていない可能性もある。自分に合う「副職」を今のうちに探しておこう。必要であれば、準備も始めよう。

もっと高くなるはずと思う人

逆に、もっと高く出してくれるはずだと思う人。いったん辞めて、再契約の年収が、今より高いと考えるならば、給料以上に働いていると考えているわけだから、自分に自信があるわけだし、ビジネスパーソンとしてのスキルがあり、会社では、いわゆる「できる人」と言われている(と思っている?)可能性が高い。

ただ、ひとつ考えなければならないことがある。こういう人は、自分の今やっている仕事が評価されていないと思っているので、副業を現在のビジネスの延長考えてしまうことがある。なので、重要なことは、会社の業務の中で与えられているスキルと自分自身が本当に持つスキルを分けて考えることができるかどうかだ。

自分のことだが、「あなたは何ができますか?」と転職のエージェントに聞かれたとき、いろいろと口からは出てくるのだが、振り返れば、ほとんどが、自分の会社(自分の部門)が業務としてできることだったという情けない思い出もある。

それぐらい、多くの人は、自分自身の持つスキルと会社のノウハウや技術のもとに発揮できているスキルを混同してしまっている。

競合会社へ転職するのであれば、問題はない。むしろ、現在の仕事っぷりを競合は求めているので、歓迎されるはず。

転職と副職は違うということだ。会社のスキルと自分のスキルを混同して、副業に手を出してしまうと、権利上の面倒なトラブルも招くこともある。

副業か副職か、あるいは転職か、自分自身について慎重に考える必要がある。

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