純丘曜彰 教授博士の執筆記事一覧

2025.06.12

江戸時代に藩は無かった:あえての非効率主義

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/江戸幕府は、御料、街道、寺社領などで、一国の大名領を寸断し、また、転封や相続で全国各地に分散させてしまった。このせいで、各大名は、幕府の徹底監視下におか...

2025.06.07

​メメント・セニ:老いを知れ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/ほんとうに若い人は、わざわざ若者ぶったりしない。あなた自身が老いを自覚して、むしろ自分の老いを受け入れ、自分の未来、つまり、自分の死、こそ見据えて、残り...

2025.05.19

福利厚生はトイレから

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/経営者は応接トイレを使っていたりするから、従業員たちがふだん使っているトイレなんか気にしないかもしれない。だが、彼らはかならず毎日、そこへ行く。そして、...

2025.05.02

第三革命の足音:閉じた民主主義の限界

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/これまでにも、封建貴族に対する富裕市民の第一革命、資本支配に対する労働者の第二革命があった。そしていま、民主主義に対する排除者の「第三革命」の足音が近づ...

2025.04.22

五代友厚の大望に学ぶ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/「機を見て、儲けも出せんもんをアキンドとは呼ばん!」 映画『天外者(てんがらもん)』での五代友厚の言葉だ。維新成金の彼の大阪商工会議所会頭就任に対し、明...

2025.04.14

テレビの凋落:なれあいのなれの果て

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/カネを払ったスポンサーではなく、また、視聴者のニーズでもなく、広告代理店やテレビ局が放送を私物化して、恣意的に人材や企画の露出度を強引に引き上げ、人気を...

2025.04.08

5分でわかるキルケゴール『あれかこれか』『不安の概念』『死に至る病』のあらすじ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/魂は、心身を統合する責があるが、人は、心で責を知っていながら、身体ではやらない。くわえて、魂は、一生に首尾一貫した整合性をなす責もあるが、これもつねに脅...

2025.03.31

5分でわかるショーペンハウアー『意志と表象としての世界』のあらすじ

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/ショーペンハウアーが25歳で若書きした『意志と表象としての世界』は、老練なカントやヘーゲルの本より、はるかに厄介で難解だ。それで、訳知り顔の連中の雑駁な...

2025.03.20

​23. コミュニズム: バブーフ、フォイエルバッハ、マルクス、ナポレオン三世: 1789-1852

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/歴史から反対者たちを消し去って、マルクス主義者たちは、開祖マルクスの神話を捏造し、コミュニズムの名を奪取しました。 コミュニズムは、もとはただ「庶民第一...

2025.03.08

​大衆の誕生:古代ローマからナポレオン時代まで:文明論の視座から

純丘曜彰 教授博士 / 大阪芸術大学 哲学教授

/平等だが協調なき顔無しの人々、大衆。彼らはそれぞれ無知と誤解に満ちた異なる歴史の異なる世界に生きています。人権の全能感と無名の劣等感のコンプレックスが、...

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