​プロが教える!明日からウサギと暮らすため講座「 『hare(ノウサギ)』『rabbit(アナウサギ)』は別の生き物」

2016.10.03

ライフ・ソーシャル

​プロが教える!明日からウサギと暮らすため講座「 『hare(ノウサギ)』『rabbit(アナウサギ)』は別の生き物」

武田 真優子
つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師

ウサギと暮らすことがはじめての「ボク」が、ウサギのプロであるウサギカフェ店長「武田さん」に、ウサギについて教わってゆきます。この記事を読めば、「ウサギってよくわからない…」から、「ウサギのことならわたしに聞いて!」となることを保障します。今日の内容であなたのウサギに対するイメージが変わるかもしれません。

■「寂しいと死んじゃう」の?

よく、「寂しいと死んじゃうのですか?」という質問をいただくのだけれど、ウサギのことを子存知のあなたならお分かりのとおり、ウサギはそんなヤワな動物ではないわよね。

もちろん、「逃げること」に特化して進化した動物だから、体のつくりは、イヌやネコに比べると弱いところはある。でもそれは動物が違うから当たり前だし、そこにヒトが合わせればいい話。

では、どうして「寂しいと死んじゃう」と言われるのかしらね。はっきりとした正解ではないけれど、「寂しいと死んじゃう」と口する方に理由を聞いても、きっと答えられないと思う。

わたしの考えを話すわね。まず、ウサギにも「寂しい」という感覚はある。だから、一緒にいたウサギが亡くなったら、わかるわ。これは、亡くならなくても、「群れ」と認識している飼主さんやご家族の誰からいなくなっても同じく「寂しい」。

野生のウサギの気持ちで考えると…

群れの仲間がいなくなった→なぜ?→次は自分かも!!

と考えているのかも、しれない。子孫を残すことが彼らの中では本当に大事なことだから、そう考えていてもおかしくはない。

これはもう、ウサギに聞いてみるしかないけれど。ウサギは日々を毎日平穏に過ごすことが幸せな生き物だから、群れの仲間がいなくなるということは、自分の身にも何か起こるかも知れないということ。これにより体調を崩すことはあるわ。


■あなたも、ウサギの群れの一員

さっき話したとおり、ウサギは一緒に暮らすあなたを、群れの仲間だと考えるの。その中で上下関係をはっきりさせる。この上下関係があやふやだと、ウサギたちも落ち着かない。

多頭飼いの場合は、不妊手術をすることで、この落ちつかない状態が解消することがある。オスうさぎの縄張りの広さが100メートル四方とお話ししたけれど、その条件をクリアできるご家庭はそうはない。お互いのストレスを考えると、不妊手術をお互いにしてあげることを、お勧めするわ。

多頭飼いで一番上手くいく組み合わせは、不妊手術をしたオスとメスのペア。あとはそのウサギの性格もあるから、絶対ではないのだけれど、相性がいいと寄り添って寝ていたりするわよ。」


■ある日、あるウサギカフェでの続きの話

ボク 「ボクと両親と、この白い毛の子ウサギ1匹だと、寂しいですかね?」

武田さん 「寂しくはないと思う。この子はあなたとご両親を群れだと思うから。もし他の子と一緒にしたいときは、また相談してね。」

ボク 「わかりました。ボクは、子ウサギの名前を”うり”にしようと思います。」

武田さん 「あら、可愛いわね。うりちゃん。」

ボク 「たくさんのお話ありがとうございました。自宅をうりに合った部屋にしてから、迎えに来ます。」

武田さん 「そうね。日にちが決まったら電話してね。」

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武田 真優子

武田 真優子

つむぎペットケア 老犬介護スペシャリスト/もふもふ認定動物看護師

ペットホスピスをつくるために地方移住予定/うさぎと暮らすペットヘルパー/認定動物看護師。老齢動物介護/グリーフケア/ペットマッサージ

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