時間をお金で買うという概念

2007.03.23

ライフ・ソーシャル

時間をお金で買うという概念

丹下 大

おろかな人間は自分の過去から学び 賢者は歴史から学ぶという言葉があります。

おろかな人間は自分の過去から学び
賢者は歴史から学ぶという言葉があります。

先日非常に気さくで素敵な中小企業診断士の方に
お会いしました。

その方曰く、人生80年は時間にして70万時間だそうです。
そのうち、朝・昼・晩と食事をして睡眠をとるという生活必需時間は
30万時間です。

残りの40万時間は、4つのセクションに分けられ
・20歳までの人格形成・学習時間で10万時間
・20歳から60歳までの通常労働時間で10万時間
・20歳から60歳までの労働時間外で10万時間
・60歳から80歳までの定年後自由時間で10万時間

私は今まで、仕事が全てだと思って生きてきました。
1週間は、7日×24時間=168時間
睡眠・食事等の生活必要時間は1日10時間だとすれば
実質稼動時間は、7日×14時間=98時間です。

今まで、月曜日から金曜日まで1日14時間、土曜日は半日
仕事をしてきましたから
5日×14時間+7時間=77時間は拘束されます。
つまり、77時間/98時間=79%、ほぼ8割は仕事三昧です。

ですから、人生の8割は仕事をしなくてはいけない。
だから、仕事を楽しもうと思って、好きなことをしてきました。

ですが、考え方によっては仕事をしている期間は
人生の1/4に過ぎません。(たったの10万時間)

20歳までは、色々な人から学ぶフェーズ。
20歳から60歳までは、学んだ事から労働力・知力に変え、社会の成長を促す。
60歳を過ぎたら、有り余る経験を社会に還元するフェーズ。

予断ですが、60歳退職制をなくし、死ぬまで労働するという社会
にするだけで、年金制度が随分と軽くなりますね。

話は戻って、その少ない時間の中で、自分を存在を最大限アピール
し、自分が生きたという証(成果)を残さなければいけません。

ここからは、2つの大きな事を学ぶことが出来ました。
1つは、一人の人間の時間は、わずかであると言うこと。

人類史上から数えるときりが無いので、戦後60年という
中で、日本の人口は7000万人から1億2千万人まで急激に
増加しましたが、おおざっぱに毎年平均100万人の人間が
死亡しています。

そうすると、累計で100万人×60年=6000万人の人が
40万時間の経験をしてきたと言うことになります。

一人の人間の人生経験は、戦後だけでもたったの1/60000000です。

もう一つは、一人の人間の労働期間が短すぎるということです。
これだけ情報過多の時代に、人間の時間は24時間しかありません。
何が正しくて、何がそうでないかは、個人の少ない経験からは
まったく判断できません。(強引に判断する人もいますが)

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