『アイ・ティ・イノベーション ~15年の歩みと今後の挑戦~』

2013.05.20

経営・マネジメント

『アイ・ティ・イノベーション ~15年の歩みと今後の挑戦~』

林 衛
株式会社アイ・ティ・イノベーション 代表取締役

 思えば遠くへ来たもんだ。

 私が、アイ・ティ・イノベーション創業を検討し、実際に会社を設立した時期(1990年代後半)は、バブル崩壊の影響が、まだ日本経済に残っていた。なぜ、この悪い時期に創業する必要があるのかと人に訊かれたこともある。振り返ってみると、経済的にはいまひとつの時期ではあったが、企業には余力があり、挑戦意欲が十分で元気な人は多くいたと思う。私たちは、そのような元気な人たちと、様々な改革の話をしてきた。その人たちが、勇気を出して名前も実力もない我が社の応援をしてくれたと思う。私は、我が社の設立のタイミングは良かったのではないかと思っている。

 また、90年代後半から数年の間は、大企業のIT部門にはまだまだ新たなことに投資する資金が存在した。このような環境を背景に、わが社は、プロジェクトマネジメントの方法論とソフトウェア・エンジニアリングを基盤として、多くの挑戦的なプロジェクトに参画させていただくことができた。PM方法論、開発方法論を活用するコンサルティングビジネスは、ユニークであると同時に、PMBOK(Project Management Body of Knowledge)普及期とも重なったこともあり、多くのPM関連の仕事をさせていただいた。大変ありがたいことである。概ね、2006-7年ごろまでは、同様の形で仕事をさらに発展させてきたのだと思う。

 しかし、リーマンショック、東日本大震災のころから、企業には投資できる資金が少なくなった。同時に、日本経済全体が、いっそう停滞し、人々にチャレンジ精神が少なくなってきた。よほど新たな価値を生むような工夫がなければ、企業は振り向いてくれない状況になった。

 この時期に、我が社が挑戦したことは、BABOK(Business Analysis Body Of Knowledge)を活用した超上流(IT構想企画)コンサルティングや教育プログラムの開発リリースである。加えて、企業のグローバル化に対応した、インド及び中国においてグローバル人材育成を行う様々なプログラムの開発と現地での実施である。

 上流、PM、エンジニアリングのコンサルティングと様々な教育プログラムについては、一応の形にすることができた。

 しかし、今、次の時代に対応するために、大きく土台からの変革を必要としている。

 2010年代のチャレンジは、何であろうか?キーワードはいくつかあるが、私は、以下の3つが重要だと考えている。

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林 衛

株式会社アイ・ティ・イノベーション 代表取締役

PMの達人として著名。近年はビジネスアナリシスあるいは「人間力」をキーワードにIT業界の変革に取組んでいる。

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