就職採用都市伝説の検証

2010.11.27

組織・人材

就職採用都市伝説の検証

増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

新卒を中心に、進路相談、個人カウンセリングの希望を寄せられる方が増えてきました。 gooランキングにある「思わず信じてしまう就職活動の都市伝説ランキング」等は、不慣れな方にしてみれば、実際誰しも頭を過るもの。では実態はどうなのか、採用の視点で検証してみましょう。

採用の実態と、それへの学生側の期待を知るのは「採用側」の企業の方にも、今の採用ポリシーを振り返る素材になるのではと思います。

gooランキングにある「思わず信じてしまう就職活動の都市伝説ランキング」を参考に、検証してみます。(表記は私がオリジナルに手直ししています)

1.「顔」で採用あり/なし
2.面接も待合場所で社員が審査することがある
3.セミナー、説明会ドタキャンは採用に響く
4.学歴フィルターは存在する
5.スピード写真等、顔写真をケチると採用に響く
6.体育会系学生は有利
7.面接で親切な対応は不採用の暗示
8.GDでは司会をすべき
9.OB訪問は採用につながる/つながらない
10.内定前に身元調査がある

1.「顔」で採用あり/なし
あり。ただし美人さん、いけめんさん、なら誰でも採用、という意味ではありません。
採用担当は男性も女性もおり、美人だけが有利とか、いけめんだけ有利等あり得ません。ただ、人を選ぶ以上「好感」を持てる人が有利なのは間違いありません。私は理系大学・大学院生の面接訓練をする機会が多いのですが、オタクっぽい、ちょっと暗めな雰囲気は、裏返せばまじめ、技術者っぽい、愚直等の好印象に結びつきます。不潔感のある人は最低評価になるので、男性も女性も顔の造作より、「好印象」に努力しましょう。

2.面接も待合場所で社員が審査することがある
嘘。そんなヒマな会社はまずありません。ただし、面接は家に帰るまでが面接。気を抜いて会社の脇でタバコすって、路上にポイ捨て、なんてシーンをたまたま採用関係者に見られれば、恐らく致命的ダメージになる可能性は当然あります。

3.セミナー、説明会ドタキャンは採用に響く
これだけ採用難だと言ってるのに、正に学生気分が抜けず、体調不良などでドタキャンは珍しくありません。いちいち記録しているかどうか、企業にもよりますが、社会人としてのルールである「絶対に、どんなことがあっても、大事なアポは守る」が出来ない人は採用されないでしょう。その検証に使われれば当然不利になります。

4.学歴フィルターは存在する
今のような超氷河期で、なおかつ一部上場等大企業、さらにコンシューマー製品でTVコマーシャルをやっている企業は、天文学的人気を誇ります。「万単位」の応募が来る人事が、総てに目を通すことはまず無理です。
そんな時に有名大学、高偏差値でソートするのは、やむを得ないこと。このような超人気企業を受ける以上、当然のリスクと考えるべきです。

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増沢 隆太

株式会社RMロンドンパートナーズ  東北大学特任教授/人事コンサルタント

芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。

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