自律と他律 そして“合律的”働き方

2007.10.10

組織・人材

自律と他律 そして“合律的”働き方

村山 昇
キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

自律的働き方は善で、他律的は悪なのでしょうか?また、働き方を考える上で「合律的」という新概念を意識づけする必要もあるように思います

【Envisioning Career-scape 第4景 -01】=======

私は人財育成研修の中でも、特に
「自律的に働くマインドを醸成する」という観点から独自性を出してサービスを行なっています。

「自律的に働くマインド」は、言ってみれば、
1人1人の職業人のキャリア(仕事人生)を構築する基盤、「プラットフォーム」となるべきものです。
各人の持つ諸々の知識や能力・資質は、パソコンに当てはめれば、
上層にあるアプリケーションソフトのようなもので、
それらを生かすも殺すも、そのベースではたらくOSがきちんとインストールされていなくてはなりません。

そのインストールは、最終的には各人が各様にみずからの手でやらなくてはならないのですが、
「仕事とは何か?」「働くとは何か?」「自律的とは何か?」
「儲けるとは何か?」「そう働く目的とは何か?」「会社・組織とは何か?」・・・などの根本的な問いを
これまで、親も発してこなかったし、ましてや学校も発してこなかった、
会社に入った今も、経営者や上司が発してくれることはごくまれな状況となっている。

だから、よほど自己啓発的な人間か、
よほどよき上司、よき人生の師に出会った人間、もしくは良質の仕事経験を得た人間でなければ、
「自律的に働くマインド」は醸成が難しい。

せめて、若年職業人のうちに、
そうした「自律的に働くマインド」醸成のためのきっかけとなる材料を与えられれば・・・
これが私の提供するサービスの基本的な目線となっています。

さて、そうしたことを狙いとした研修プログラムの中で、受講者に醸成を促したい核概念は、
・「自立と自律」の働き方
・「自律と他律」の働き方  です。

前者の「自立と自律」の違いについては、主に、新卒入社3年目くらいのタイミングで押さえたい概念です。
これに関しては、すでにこのサイトで触れていますので、そちらの記事を参照ください。

で、今回は、後者について述べたいと思います。
以下に触れる「自律と他律」の働き方の特長、および“合律的”な働き方は、
入社5年目くらいにはマインドの中に醸成しておきたい概念です。

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

さて、自律・他律は字のごとく、

「自律的」=自分自身で“律”を設け、それによって判断・行動するさま
「他律的」=他者が設けた“律”によって、判断・行動するさま

ですが、さて、“律”とは、何でしょうか?
律とは・・・
「ある価値観や信条にもとづく規範やルールのこと。さまざまな事柄を判断し、行動する基準となるもの」をいいます。

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村山 昇

キャリア・ポートレート コンサルティング 代表

人財教育コンサルタント・概念工作家。 『プロフェッショナルシップ研修』(一個のプロとしての意識基盤をつくる教育プログラム)はじめ「コンセプチュアル思考研修」、管理職研修、キャリア開発研修などのジャンルで企業内研修を行なう。「働くこと・仕事」の本質をつかむ哲学的なアプローチを志向している。

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