『組織を活性化する原点とは?』

2007.09.20

組織・人材

『組織を活性化する原点とは?』

INSIGHT NOW! 編集部
クイックウィンズ株式会社

とても不思議な現象を見ました。健康食品の通信販売をしているA社と B社です。両社は業態や商品構成がそっくりです。A社を訪問してこんな光景を見ました。“商品の箱詰め”という単調作業をするアルバイトの方々が、活き活きと楽しそうに仕事をしているのです。

B社を訪問すると、同じ箱詰め担当の方々は、『早く仕事終わらないのかな・・』と時計を見ながら、時が過ぎるのを待ち望んでいるのです。商品がたくさん売れると、A社では皆が喜びます。B社では、商品がたくさん売れると一部の社員は喜びますが、箱詰め担当のアルバイトの方々は『忙しくなって大変だ』と内心嫌がります。
全く同じ仕事内容なのに、この2社の違いはどこから来るのでしょうか?

ある人が、この質問に対してこう言いました。「A社ではたくさん箱詰めするときっとボーナスがあるのでしょう」と。答えは「No」です。A社とB社は、ほぼ同じ時給で、ボーナスはありません。またある人は、こう言いました。「A社には目標数値があるのでしょう」と。答えは「No」です。両社共に、売上げの目標数値はありますが、
箱詰め担当のアルバイトは全く知りません。

ここでヒントになる、違いを一つ紹介したいと思います。
それは、A社のアルバイトの方は、商品の箱詰めの最後に、お客さまへのメッセージカードを同封していたのです。それも、それぞれアルバイトの方によってカードが違っていました。自分の似顔絵入りの人、季節の花柄の人など、皆オリジナルです。さらに「ありがとうございます」など、一筆手書きのメッセージが添えられていました。そんなことをしたら、効率が悪いように思わないでしょうか?時間当たりの箱詰め数は、B社と比べてやはりA社は少ない。その分、人件費が高くついているのです。

しかし、A社では、アルバイトの方はほとんど辞めません。B社は人の出入りが激しい。さらにA社は、顧客からのリピートが多く、業績が順調に伸びています。B社では、大掛かりなキャンペーンや広告を出した時は伸びますが、それ以外は業績が伸びないのです。

なぜA社は社内に活気があり、さらに業績もいいのか?この秘密は“動機付け”にあります。
A社では、時々お客さまからアルバイトの方に、お礼の電話や手紙が来るのです。そのお客さまの生の言葉に、アルバイトの方の心に火がつくのです。「ああ、私の送った商品がお客さまの役にたったんだ・・」アルバイトの方は、単調な箱詰め作業をしながら、イメージします。商品が届いたお客さまの喜んでいる姿、ワクワクしている姿を。なので、もっと喜んでもらいたいと、メッセージカードに工夫するなど、アイデアが湧いてきます。

このように、単調な仕事であっても、心の中から「仕事をやってみたい」というエネルギーが湧き上がってくる動機付けを、内発的動機付けといいます。一方、仕事の内容よりも、仕事をした結果得られる地位やお金の為に「仕事をやらなければならない」という動機付けを、外発的動機付けといいます。

次のページ外発的動機付け

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