2009年環境調達.comから2010年を展望する

2010.02.04

経営・マネジメント

2009年環境調達.comから2010年を展望する

中ノ森 清訓
株式会社 戦略調達 代表取締役社長

「環境調達.comの2009年の記事を振り返り2010年を占う」記事投票にご協力頂いた方、ありがとうございました。今回は記事投票の結果発表と、そこからの2010年の環境経営の展望をお伝えします。

COP15の迷走は、日本のみならず国際政治、国家という枠組みでのリーダーシップの限界を露呈したものと思います。我われが、これからは、お上ばかりに頼るのではなく、企業人として、消費者として、グローバルの(いや、宇宙ゴミの問題を考えると宇宙のでしょうか)視点で、自分の信じる道を進み、一人ひとりのリーダーシップを発揮していく、それが、結果的には、自分にも、全体にも良い結果につながるのではないでしょうか。

そうした意味で、引き続き日本政府には、高い目標と主要排出国への強い要求で、他国ならびに国際政治を引っ張っていって欲しいと思います。

日本の高い排出量削減目標に対し、目標だけで計画がないと批判がありますが、計画、実行するのは、我われ企業、個人に任せた方が、上手くいきます。日本の場合は、経営者がマイクロマネジメントするよりも、「3割コスト削減」と経営者は言うだけの方が、結果として上手く行ってるじゃありませんか。

国際的な目標設定が上手くいくかどうかは分かりませんが、環境負荷削減の方向性は変わりません。そういった意味から、環境負荷削減の計画、実行の必要性の高まりに対応した企業が、今後は伸びるでしょう。実際には、排出量削減目標に対し文句をつけている企業も、裏では環境負荷削減技術の取り込みに奔走しており、「そんなのできっこない」と高を括っているとあっという間に置いていかれます。

今回の記事投票の結果で一点だけ気になっているのが、コスト削減をテーマにしている「週刊 戦略調達」に比べて、この「環境調達.com」は盛り上がりに欠けている点です。読者の増加ペースも「環境調達.com」は「週刊 戦略調達」の半分位です。

環境に関わる情報は非常に氾濫しており、「環境調達.com」がその中に埋もれているだけならよいのですが。。。

繰り返しになりますが、環境経営には、お客様からの支持が不可欠です。不況で余裕がないせいかもしれませんが、まだまだ環境負荷低減の価値化にはつながっていないのではないかとの懸念も、実は弊社の中にはあります。

弊社では、環境負荷低減と経営の統合という絞った視点で情報発信していく事により、少しでも環境負荷低減の価値化につなげられればと考えておりますので、2010年も「環境調達.com」をよろしくお願い申し上げます。

※以上は、掲載企業からの情報や一般に公開されている情報を基に、参考情報として、弊社の視点で編集したものです。掲載企業との取引や契約については、あなたの判断に基づき行って下さい。掲載企業との取引や契約についてのトラブルについては、弊社では一切責任を負いませんので、あらかじめご了承下さい。

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中ノ森 清訓

株式会社 戦略調達 代表取締役社長

コスト削減・経費削減のヒントを提供する「週刊 戦略調達」、環境負荷を低減する商品・サービスの開発事例や、それを支えるサプライヤなどを紹介する「環境調達.com」を中心に、開発・調達・購買業務とそのマネジメントのあり方について情報提供していきます

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