世田谷事件はきっと解決する。

2009.12.16

ライフ・ソーシャル

世田谷事件はきっと解決する。

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

世田谷事件の遺族から届く、人の貴さ、愛することへの願い… そして、僕が受けた偶然の出来事。 世田谷事件はきっと解決します。 そう言い切ることが、次の偶然を生むと信じて。


◆本投稿記事は、毎日更新中のZ会ブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

教育新聞社発行の「教育新聞」。僕の貴重な、教育についての情報源です。
12月14号紙面をさっと見ると、コラム「円卓」の冒頭はこうありました。

「私は、未解決の殺人事件の遺族だ。」

強烈な出だしに、思わず目が行きました。

コラムより引用します。作者は児童文学作家の入江杏氏。

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00年末に起きた「世田谷事件」。命を奪われた4人は、私にとって大切な妹一家だった。現場は壁一つ隔てた隣家、仲が良かった妹と私は、子育ても仕事も助け合うために、姉妹で二世帯住宅を建てたのだ。

(中略)

事件の風化を防ぎ、語り継ぐために、喪失からの再生をテーマとした絵本の読み聞かせをしている。「ずっとつながってるよ こぐまのミシュカのおはなし」(入江杏・絵と文・06年、くもん出版刊)がその絵本だ。
絵本の紹介はこちら

どうしてこんなことを始められたのかと尋ねられる。事件の当事者がいったい何を語るのかと、驚かれる向きもあろう。

表現することによって悲しみに向き合うことができた。私にとって書くことがその手段だったのだが、表現に至る以前は、事件の衝撃、悲しみは、「体験」だった。

(中略)

表現することで、事実に客観的に向き合い、「体験」を「経験」とすることができた。経験化することで、語り継ぐことができた。語り継ぐことで、他の誰かと共有することが可能になったのだ。

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この次に続く文章が、心から震える感動で、僕の涙を誘いました。

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実際、口にすることもはばかられる体験をきちんと表現することによって、救われる人は多いと思う。

図らずも犯罪に遭遇し、大事なものを奪われた。だからといって、社会不信に、人間否定に自らを取りこめていいのか?負の連鎖を断ち切るために、あえて自分から心を開こうと決めた、それがきっかけ。ひるむことなく、目に見えないものの貴さを伝えようとする勇気を、ただただ持ちたかった。

=====

ちょっとした裏切りで、人間不信になり、自ら心を開かなくなる人は大勢います。
そんな人に影響されて、「人」を信じることの喜びよりも、「人」を見たら泥棒と思う人もいます。

事情を知らず、一方的に、そんな人たちを責めることはしません。
ただ、そんな人たちがマジョリティになる社会は、嫌です。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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