『ヘアメイクの力で秋田のウェディングを変えた仕掛け人(後)』

2009.10.27

営業・マーケティング

『ヘアメイクの力で秋田のウェディングを変えた仕掛け人(後)』

武田 舞

日経ウーマンオンラインとINSIGHT NOW!のコラボレーション企画! 明日から使える“オンナゴコロ”をつかむマーケティングのヒントに! 大多数の消費行動を担っていると言われる女性達。 その心をつかんだ商品やサービスの仕掛人に、オンナゴコロの仕掛け人で、 INSIGHT NOW!ビジョナリーの武田舞が直撃。

オンナゴコロの仕掛け人
『ヘアメイクの力で秋田のウェディングを変えた仕掛け人~後編~』

新婦のヘアメイクを変えたい、その一心で奮闘を続けること3カ月。

「正攻法で自分がやりたいことを主張するだけではだめだと思ったのです」

 佐々木さんは、当時一緒にビジネス展開を考えていた企業に多く舞い込むクレームに目を付ける。やはり、ここでもクレームとなっているのは、自分が経営するヘアサロンで聞いてきたクレームと同じだった。式場側はどうしてクレームが来るのか分からない。知人から背中を押された事が最終的なきっかけとなり、佐々木さんは、式場で行っているサービスの流れを確認することから始めた。

 ひとつひとつのサービスを丹念にチェックして気付いたのは、都心では当たり前となっている「カウンセリング」が無いことだった。【お客さんがどんなメイクにしたいのか、そのためにメイクのリハーサルがいるか、そういったことを聞くことをしないのだ】それでは、クレームが起きて当然だと確信した。美容室だとお客さんがしたい髪型を聞くのが当たり前。それが式場でできていないとは。

 佐々木さんは早速そのことを一生懸命式場サイドに分かってもらおうと足繁く打ち合わせに出向いた。式場サイドは、なかなか首を縦にふらない。一番のネックになったのが「場所」だった。結婚式の打ち合わせをするブライダルサロンでカウンセリングをするならいいが、佐々木さんのお店にわざわざお客さんが足を運ぶのは失礼にあたるというのだ。

 「お客様には、なるべく手間をかけさせない」という結婚式場の考えも理解できた。しかし、自身のサロンとしても、カウンセリングのために式場に行ったり、そのためのスタッフを配属したりするのは人件費からして割に合わない。

 「結局、最初はオプションメニューということにして、お客さんの反応を見てみる、ということになりました」

 こうして、ヘアメイクのカウンセリングはオプションメニューとしてスタートする。「一体、何パーセントの方がご利用されますかね。わざわざお宅の店まで行くなんて……。しかも有料ですしねえ」と、式場の担当者は半信半疑だったという。

 ふたを開けてみると、利用者は式場利用者の100%。花嫁たちは、カウンセリングをするために、佐々木さんのお店へ足繁く通った。
 

      

「キレイになりたい」は全国共通


 「式でのヘアメイクは、写真に残ります。一生の記念の日にキレイでいたいのは、女性の強い思い。最高の自分を見せたいというのは女の人なら誰しもが思いますよね。それは秋田でも東京でも同じことだと気付きました」。佐々木さんは当時を振返る。

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