「ペルソナ」マーケティング(BtoC事例)

2007.09.05

営業・マーケティング

「ペルソナ」マーケティング(BtoC事例)

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

「ペルソナ」とは、 文字通りの意味は「仮面」です。 マーケティングの世界では、 「企業が提供する製品・サービスにとって  最も重要で象徴的な顧客モデル」 のことを意味します。

「田崎ファミリー仕様」

で組み立てられているというわけです。

ところで、

「田崎ファミリー」

を作り上げる手順は次のようなものでした。

-----------------------------------------------

1.「EDDI's House」の予告サイトに
  プロフィルを登録していた106人にアンケートを実施

2.アンケートの設問で、購入検討中の住宅商品のうち、
  「EDDI's House」が1番または2、3番目に好きと
  答えた家族(65人)の中から、地域や年齢など
  バランスを考慮して6家族を選定

3.上記6家族の自宅に、プロジェクトメンバーが
  出向いて、2時間以上のインタビューを実施

4.インタビュー結果を分析しつつ、
  6家族に共通する性格や嗜好を探り、
  プロジェクトメンバー全員で協議しながら
  「ペルソナファミリー」(=田崎家)を作成

-----------------------------------------------

こうして、最終的には、
詳細なプロフィールが記述された田崎ファミリーの

「EDDI's Houseペルソナシート」

が完成したというわけです。

日経情報ストラテジーには、
このペルソナシートの一部が掲載されています。

興味のある方は、同誌をご覧になってみてくださいね。

<過去関連記事リンク一覧>

*できるだけリアルな「顧客の仮面」をかぶる方法

*タオルなケーキ

*ペルソナデザインの専門サイトオープン

*知識の呪縛

*その商品は、どんな奴だ

<関連書籍>

『ペルソナ戦略-マーケティング戦略、製品開発、デザインを
 顧客志向にする』
(ジョン・s・ブルーイット著、秋本芳伸訳、ダイヤモンド社)

続きは会員限定です。無料の読者会員に登録すると続きをお読みいただけます。

Ads by Google

この記事が気に入ったらいいね!しよう
INSIGHT NOW!の最新記事をお届けします

松尾 順

有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

フォロー フォローして松尾 順の新着記事を受け取る

一歩先を行く最新ビジネス記事を受け取る

ログイン

この機能をご利用いただくにはログインが必要です。

ご登録いただいたメールアドレス、パスワードを入力してログインしてください。

パスワードをお忘れの方

フェイスブックのアカウントでもログインできます。

INSIGHT NOW!のご利用規約プライバシーポリシーーが適用されます。
INSIGHT NOW!が無断でタイムラインに投稿することはありません。