TSUTAYAのケースからインフォメーションバリューを考える

2009.04.29

経営・マネジメント

TSUTAYAのケースからインフォメーションバリューを考える

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

今はナレッジバリューの時代ですよ、と書きましたが、インフォメーションバリューをしっかり考えることも意外と大事だと思います。昔のTSUTAYAさんを例に考えてみます。

 でも、なんとなくビデオ見ようかなと思っている人は、ひょっとしたら、気に入ったものがなければ借りないかもしれないんですね。これは機会損失です。

 マーケターはお客様を作り出すのが仕事です。交換を生み出すのが仕事です。

 であれば、漠然としたお客様の頭に購買選択基準を与えないといけない。

 そうすると、「今日は泣きたい!」というコーナーが目に入って、そうかも、と思う人はそのコーナーを見て、選ぼうとします。いつの間にか泣きたいことが前提になったりして。

 「愛と青春の旅立ち」というコーナーに、そうよ、私は今日、旅立つのよ!となんとなく思って惹かれる人もいますよね。

 少しでもお客様が購買に向かってくれるように、購買選択基準の提示をするんですね。

 うまく伝えられているでしょうか?

 意外とこの辺りを抑えられていない企業も多いですね。売れてる会社の社長さんが、他の会社のカタログを見て、「こんなんで売れるわけねーだろ!」と言うのはよくある話しです・・・。

 最近のTSUTAYAさんは収益に対する飽くなき姿勢がすごすぎて、ちょっと引きますけどね・・・。

 そりゃ確かに、アクトビラが来たら、やばいですからね・・・。まあ、まだ時間の猶予はあると思いますし。au BOXなんて知らない人のほうが多いぐらいでしょうし。

 データ、インフォメーション、ナレッジ、ウィズダム、というふうにバリューが出る場所が変わっていくというご説明を以前にしましたが、インフォメーションバリューを徹底的に考えてみても、まだ収益は上がると思います。

 このインサイトナウも、意外と新しいほうの記事に価値がある見え方になっていますよね。以前に書かれたいい記事もあると思いますけど。

 さて、今日はインフォメーションバリューの一部について、購買選択基準とのからみについて、TSUTAYAさんを取り上げてつらつらと書いてみましたがうまく伝えられましたでしょうか?

 こういったナレッジが広く行き渡り、どこかで収益を生み出すヒントになることを心よりお祈り申し上げます。

 それでは次回をお楽しみに。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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