ダウン症の子供を理由に移民受け入れ拒否!?から考えるCSR

2008.11.01

ライフ・ソーシャル

ダウン症の子供を理由に移民受け入れ拒否!?から考えるCSR

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

このニュースは日本の出来事ではなくドイツの出来事です。ドイツからオーストラリアへ移住しようとしたドイツ人医師家族に関してのお話しです。

 あえて言いますと、日本だと、ダウン症の子供はかわいそう、という議論に終始するような気がします。でも、心身障害者の方々に対するパブリックなサービスコストは税金から出ています。

 だから、そのサービスにいくらのコストをかけているのか?それはいくらぐらいが妥当なのか?の議論はすごく大事だと思います。

 更に、家族と社会でやり取りされる価値の収支を考えるということは、恥ずかしながら私は考えたこともありませんでした。

 果たして社会から受けているサービス以上の価値を、自分が社会に提供できているのか?個人では?家族単位では?

 そういった問いを社会に住まう一人一人が考えることが、ある意味、ソーシャルバリューの向上につながりますよね。

 私も経営者ですので、会社の理念としては、企業が社会にどんな価値を与えることによって、社会をどのように、よりよくしていきたいのか?は問い続けてきました。

 自社の宣伝のようで恐縮ですが、当社は「コンサルティング7つの誓い」という理念を掲げ、社会にビジネスナレッジを行き渡らせていこうとしています。

 でも、それは、会社対社会と言う発想でしか考えていないですよね。

 個人ではたまに寄付をする程度の社会貢献しかできていません。家族対社会という軸では、多分、税金を払う以外に何もしていないと思います。

 世の中的には社会起業やCSRがある意味でブームになってきてもいますよね。

 でも、このニュースを見て、社会起業と称する人々の議論を聞いて、大企業のCSRへの取り組みを見て、まだまだ日本は成熟していない、という印象を新たにしました。

 そして、もっと本質に立ち返って考える、基礎研究的な部分、日本人が苦手な部分がすごく必要なんだな、と思いましたね・・・。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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