汚染米「ズルしていただき」に、ハムラビ法典を。

2008.09.23

ライフ・ソーシャル

汚染米「ズルしていただき」に、ハムラビ法典を。

増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント

食品偽装、汚染米、ひどい話が毎日報道されます。カネ儲けを否定するつもりはありませんが、偽装等人を欺いてまでする金儲けって、単なる犯罪に過ぎません。泥棒や強盗と同じレベルでしょう。 こうした犯罪抑止には「目には目を」で対抗すべきと思います。

非合法手段で得た収入は「金儲け」とすら言いませんよね。
しかし牛肉偽装から始まり、船場吉兆、ウナギ等の食品偽装。そしてトドメは汚染米。
こうした犯罪が野放しになったのは、小泉改革の規制緩和が大きなターニングポイントになったと言われています。「聖域なき構造改革」で、米販売業者の規制緩和がなされ、登録制が届け出制になり、インチキ業者を生む原因になったとの説です。

私は80年代末の規制緩和がまだ始まる前、大いに緩和すべしとの意見でした。基本的に今もそれは変わりありません。しかし当然それはインチキな小泉改革と違い、本当の規制緩和でなければ意味がありません。
登録制を届け出制にしただけではグレシャムの法則の世界になってしまいます。ズルしたもん勝ち、正直者がバカを見る、損をする世界となる訳です。

私は、こうした「ズルしていただき」を絶対に許さない枷(かせ)が必要だという意見です。規制緩和は「大人」あるいは「紳士」にのみ適用されるもの。信頼に足らないインチキ業者が存続してはならないのです。
金に目がくらんでこうした犯罪行為に走るのであれば、一番の抑止力は、べらぼうな罰金だと思います。

つまり、もし法を犯したことが明らかになった場合、企業として存続できなくなるのはもちろん、代表者個人も破産まで追い込む厳罰を設定することを提唱したいのです。
ズルを抑止するには、ズルのリスクを極限まで高めること。割に合わない行為だと自覚させるしかないでしょう。そこを野放図に、抜け穴だらけにしてしまった規制緩和は「やったモン勝ち」になるのです。今の社会が正にその通りなのではないでしょうか。
昔は王様や殿様に謀反を起こした場合、本人だけでなく、一族根絶やしにされるという極刑がありました。もちろん現代社会でそれは不可能でしょうが、会社の解散だけでなく、代表者や取締役全員を禁固200年&資産全額没収のような厳罰をぜひ取り入れて欲しいものだと思います。

再度申します。私は「金儲け」は肯定します。しかし犯罪は絶対に許してはならないとの立場です。この境目をユルユルにして現在に至っていることが、社会全体のモラルハザードを引き起こしているのではないでしょうか。厳罰化を進めれば、官僚がどんな手を使って抜け道を作ろうと、そこに乗る価値が無くなる訳ですから、まんまと乗せられる民間もいなくなるでしょう。

しかしもうおそらく汚染米、何がしかの形で食べてしまっているのでしょうね、私なんぞ。安い食い物ばっか食べてきましたもの。
あ、船場吉兆でばかり食事してきた人も同じかな?同じではないか、やっぱ???

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増沢 隆太

株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント

芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。

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