これからの社会で広がっていく格差は、所得格差でも、学歴格差でも、情報格差でもないのかもしれない。 私は最近、もっと根源的な格差が生まれ始めているように感じている。 思考格差である。
分岐は、日常の小さなところから始まる
たとえばAIに企画案をつくらせる。
一人は、その企画案を読んで「よくできている」と採用する。
もう一人は、
「この企画が成立する前提は何か」
「反対する人の立場から批判してほしい」
「見落としているリスクはないか」
「そもそも顧客が抱えている本当の問題はこれなのか」
とAIに問い返す。
最初は、ほんの数分の差である。
ニュースでも同じだ。
一人は、SNSで流れてきたニュースを読む。
もう一人は、「元の資料は何だろう」と探してみる。
仕事でも同じである。
一人は、上司から「これをやってほしい」と言われ、どう効率的に遂行するかを考える。
もう一人は、まず「何を実現するための仕事なのだろう」と目的を確認する。
一回だけなら、大した差ではない。
だが、それが毎日続く。
一年なら数百回。
十年なら数千回。
思考というものも、筋肉に似ているのではないだろうか。
使えば鍛えられる。
使わなければ衰える。
そして恐ろしいのは、肉体の衰えとは違い、思考の衰えは本人には気づきにくいことである。
AIが補ってくれるからだ。
文章は以前より立派になる。情報も以前より詳しくなる。企画書も速くつくれる。
だから本人は、むしろ以前より賢くなったように感じる可能性さえある。
CHANGE
2026.08.25
2026.09.01
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2026.10.06
2026.10.13
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
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