これからの社会で広がっていく格差は、所得格差でも、学歴格差でも、情報格差でもないのかもしれない。 私は最近、もっと根源的な格差が生まれ始めているように感じている。 思考格差である。
私たちには、三つの道が残されている
だから、AIを拒絶すればよいという話ではない。
そんな結論では、この時代を生きられない。
私は少なくとも三つの選択があると思う。
一つ目は、思考を委ねること。
計算、検索、ルーティン、移動経路、定型文書。人間が考える必要のないものは、どんどん機械に委ねればいい。
それによって人生の時間を取り戻せるなら、むしろ積極的に使うべきである。
二つ目は、思考を守ること。
人生、仕事、人間関係、社会について重要な判断をするときだけは、「便利だから」という理由で思考を手放さない。
この情報は本当なのか。
なぜ私はそう考えたのか。
反対側から見ればどう見えるのか。
誰が利益を得るのか。
5年後、10年後には何が起きるのか。
一度、立ち止まる。
そして三つ目が、私は最も重要だと思う。
思考を拡張すること。
AIに答えを出させるのではない。
自分だけでは到達できなかった問いへ行くために使う。
「私の考えの弱点を探してほしい。」
「この結論に反対する立場から論じてほしい。」
「10年後の視点から見てほしい。」
「この判断によって利益を失う人は誰か。」
「そもそも私は問題設定を間違えていないか。」
AIを答えの機械ではなく、思考の鏡として使うのである。
そうなれば、AIは人間から知性を奪うものではなく、人間の知性を広げる存在にもなり得る。
CHANGE
2026.08.25
2026.09.01
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2026.10.06
2026.10.13
株式会社アクションラーニングソリューションズ 代表取締役 一般社団法人日本チームビルディング協会 代表理事
富士通、SIベンダー等において人事・人材開発部門の担当および人材開発部門責任者、事業会社の経営企画部門、KPMGコンサルティングの人事コンサルタントを経て、人材/組織開発コンサルタント。
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