2️⃣【連載】楽をしたい人のための合理化思考《第二章》営業を楽にするという発想

2026.04.16

仕事術

2️⃣【連載】楽をしたい人のための合理化思考《第二章》営業を楽にするという発想

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

私は営業をしていた。 だが、営業という仕事そのものに 違和感を持っていた。 努力はする。 足も使う。 頭も使う。 だが、どこか非効率だった。 勘と根性に頼る部分が多い。 今日は当たった。 今日は外れた。 それが当たり前の世界だった。 ちょうどその頃、社内に新しい顧客管理システムが導入された。

私は営業をしていた。

だが、営業という仕事そのものに
違和感を持っていた。

努力はする。
足も使う。
頭も使う。

だが、どこか非効率だった。

勘と根性に頼る部分が多い。

今日は当たった。
今日は外れた。

それが当たり前の世界だった。

ちょうどその頃、社内に新しい顧客管理システムが導入された。

多くの営業は、従来の延長線でそれを使っていた。

顧客を登録する。
履歴を残す。
検索する。

私は違った。

データベース利用権限で誰もやりたがらないデータ抽出を試した。

マーケティング用の
データ抽出バッチ処理。

いわば裏メニューだ。

マニュアルと格闘した。

利用期間で絞る。
地域で絞る。
反応履歴で絞る。

条件を組み合わせる。

そして、ダイレクトメールを送った。

無差別ではない。

当たりやすい層だけに送る。

結果は明らかだった。

反応率が違う。
無駄打ちが減る。
訪問効率が上がる。

売上は伸びた。

同僚は驚いた。

だが私の感覚は違った。

売上が伸びたことよりも、
営業が“楽になった”ことが嬉しかった。

再現できる。

同じ条件で抽出すれば、
同じ傾向が出る。

勘ではない。

設計だ。

そこで私は思った。

営業を極めるために、
データベースを把握してる側に行こう。

営業を離れたいわけではなかった。

むしろ逆だ。

営業を強くするために、
裏側を理解したかった。

営業は人を動かす仕事だ。

だが、人は疲れる。

データは疲れない。

ならば、
疲れない仕組みをつくればいい。

私はエンジニア職を希望した。

5年の予定だった出向は、10年にしてもらった。

システムの黎明期90年台だ。
わかってくると面白くなり、デジタルの世界に触れ続けたかった。

データを触れば触るほど、
世界の見え方が変わった。

問題は努力不足ではない。

構造の問題だ。

無駄な営業は、気合ではなく設計不足である。

楽をしたい人しか、
ここまで入り込まない。

私は営業をサボりたかったのではない。

営業を楽に、強くしたかったのだ。

そしてそれが、
負荷最小化思考の始まりだった。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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