1️⃣【連載】楽をしたい人のための合理化思考《第一章》楽をしたいという野望

2026.04.14

仕事術

1️⃣【連載】楽をしたい人のための合理化思考《第一章》楽をしたいという野望

富士 翔大郎
人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

楽をしたいという野望 私は昔から、楽をしたかった。 誤解される言葉だ。 怠けたいわけではない。 責任を回避したいわけでもない。 無駄をしたくなかった。 意味のない時間を過ごしたくなかった。

第一章

楽をしたいという野望


私は昔から、楽をしたかった。

誤解される言葉だ。

怠けたいわけではない。
責任を回避したいわけでもない。

無駄をしたくなかった。

意味のない時間を過ごしたくなかった。

やるなら、本気でやりたい。
やらないなら、やらない。

中途半端な努力が、いちばん嫌いだった。

高校時代、忘れられない出来事がある。


友人が新しいレコードを買った。

「聴こうぜ」と私たちを誘った。

皆で集まり、音楽を聴いていた。

だが彼は、二階の自分の部屋に戻ったきり、降りてこない。

様子を見に行くと、数学の問題を解いていた。

「なんで?」

彼は言った。

「さっきの授業の問題、解けそうな気がして」

自分で誘っておいて、自分は勉強している。

普通なら怒られる。

だが私は、その姿を見て衝撃を受けた。

やりたい瞬間に、やりたいことをやる。


それが成果につながる。

彼は変わり者だった。

だが成績は良かった。

私はそこで悟った。

真面目にやるだけでは足りない。

集中する瞬間を、自分で選ぶこと。

それが本当の合理性だ。

社会に出ると、状況は違った。


意味のない会議。
成果につながらない残業。
「みんなやっているから」という理由だけの慣習。

私は違和感を持った。

なぜ、これを続けるのか。

なぜ設計しないのか。

その日の仕事を終わらせるための努力は評価される。

だが、二度と同じことをしなくて済む仕組みを考える時間は、評価されにくい。

合理化には、イニシャルコストがかかる。

最初は面倒だ。
一時的に負荷は増える。

だから、多くの人はやらない。

我慢する。
残業する。
気合で乗り切る。

そのほうが、その日は楽だからだ。

だが私は、短期の楽より長期の楽を選びたいと思った。

「楽をしたい。」


だからこそ、先に苦労する。

設計する。

一度設計すれば、
二度と同じ苦労をしなくて済む。

これは怠惰ではない。

戦略だ。

私は若い頃から変わり者だった。

だが変わり者であることを恐れなくなったとき、
仕事は楽になった。

楽とは、何もしないことではない。

楽とは、
意味のあることだけに集中できる状態だ。

私はその状態をつくりたい。

そのためなら、いくらでも苦労をいとわない。

それが、私の野望である。

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富士 翔大郎

人材育成コンサルタント、シニアインストラクター

● 人材育成、DX・IT、コンサル、マーケの経験を踏まえて、人材教育の新たなアプローチを探求中 明大法なのに齋藤孝ゼミ🤣 教免3種ホルダー イノベーション融合学会専務理事 教育研究家、モノカキの時は、「富士 翔大郎」と言います。天才トム・ショルツの「BOSTON」と「マニュアル車」「海外ドラマ」をこよなく愛する静岡県民

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