理想の教育を追求するなら~教育とビジネスは相反する!?(4)

2008.03.28

仕事術

理想の教育を追求するなら~教育とビジネスは相反する!?(4)

寺西 隆行
(株)Z会 教室事業部特命職

3)ビジネスでないのが本当によいか?

◆本投稿記事は、毎日更新中のブログ
http://www.zkaiblog.com/histaff/
の話題を元に、本サイトの読者層に合わせた形で修正しております。

意見の中に

===
子供たちからお金は頂かず、 ボランティアやNPOで教育をやろう(という発想もあるのではないか)
===

という一文がありました。
♯文脈から、「富裕層から多くの費用を頂戴し、NPOなどの活動を通じて富を再分配する」という意味合いで「子供たちからお金は頂かず」という言葉を用いているのではない、と判断し、以下の文章を続けている、とご理解ください。

まず、ボランティアで教育。
単発的に「無料の教育機会」を提供することは可能でも、教育において最も大事なことの1つである「継続性」を担保しつつ、良質の教育を提供できるとは、とても思えません。現実的に。
ボランティアの人だって生きていくための収入が必要ですし、その収入が短時間で確保できるほどの「成功者」ではない限り、ボランティアで教育に走ろうとすると、中途半端に終わり、子供たちにも悪影響を及ぼすことが多々あると思います。

もちろん、無償で教育機会を与えたい、という気持ちを否定するわけではありません。
それくらいpureな気持ちをもっているのであればこそ、真剣に「継続性」を考えて教育機会を提供するモデルを作るべきなのです。

次に、NPO。
代表の鬼丸昌也さんに大変お世話になっている「テラ・ルネッサンス」のように、純粋な気持ちだけで継続的に活動を続けていけるNPOも存在します。
※彼自身の収入源はほんとうに講演料だけで、寄付はすべて活動にまわしている、という言葉を頂戴したこともあります。

ただ、彼が続けられている理由の一番大きなものは

「地雷をなくしたい!」

という気持ちがとても強いから、ではないと感じています。
じゃあ何か、といいますと、

「趣味だから」

単純に、NPOで活動を続けていることが何よりも楽しく、それで生活できているのでいいじゃないー
そんな気持ちがすごく感じられるんです。

こと、教育に関わる場合、どうしても

「子どもたちをなんとかしたい!」

という思いが強くなりすぎるため、NPOを「趣味だから」という感覚で割り切って、(結果的に)継続的に活動を続けられる場合は、かなりレアなケースだと思います。
どうしてもどこかで

「こんなに頑張っているのに」

という、(余り言ってはいけない言葉ではありますが)「のに」が出てくるのが、人間と言うものではないでしょうかね。。。

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寺西 隆行

寺西 隆行

(株)Z会 教室事業部特命職

幼児から大学生・若手社会人の教育に携わる(株)Z会にて、教室部門にて様々な開発に奮闘中。前任ではWeb広告宣伝・広報・マーケティングなどを担当。 ※本サイト投稿記事は個人の見解です。

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