コーチング的コミュニケーションの3ポイント

2008.03.19

仕事術

コーチング的コミュニケーションの3ポイント

安澤 直樹

 「今日からアナタはコーチです」  初めてのコーチングセミナーで、いきなりこんなことを言われた経験がある人もいるのではないでしょうか。まだ、コーチングがどういうものかもわからないのにワークショップに参加させられた人もいるでしょう。いきなり、「コーチです」と言われても...「???」になるのは当り前です。

 コーチングは、コミュニケーションメソッドの一つであると前回話しました。コミュニケーションなら、普通の人なら大体毎日やっていることです。特別の資格がなければできないというものではありません。そういう意味では、誰でもコーチになれるし、コーチングを始めることができます。極論を言えば、コーチング本を1冊読んだだけで、コーチを名乗ることもできます。ただし、他人からの信用をなくすだけなのでお勧めはしません。

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 コーチングは、誰かが発明した画期的なシステムではありません。ビジネスコーチという言葉が生まれる以前からコーチは存在していました。今日では、コーチングを知らなくてもコーチング的なことを身につけている人のことをネイティブコーチと呼んでいます。

 コーチングとは、相手が抱えているテーマ(夢や悩みなど)を明確にし、対処や解決の方法を探り、前進させるための効果的なコミュニケーションを体系化したものです。

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 このコーチング的コミュニケーションは日常のコミュニケーションとは似て非なるものです。実は、プロコーチであっても私生活ではコーチング的コミュニケーションをすることはあまりありません。「日常生活もコーチングでは疲れる」というのが本音です。フランスレストランのシェフが、「朝食は、暖かいご飯と卵と納豆があれば何もいらない」というのと同じです。

 それくらい、同じコミュニケーションとはいっても、日常のコミュニケーションとコーチング的コミュニケーションには大きな違いがあります。ここで、コーチング的コミュニケーションの特徴を3点挙げましょう。

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1.双方向のコミュニケーション

 話す人と聞く人がいるのがコミュニケーションですが、話すだけだったり聞くだけといった一方だけのコミュニケーションではコーチングはできません。

 コーチングの基本的なスキルの一つに「聞くスキル」があります。ちゃんと聞くというシンプルなスキルですが、このスキルを知ると、自分が聞いているフリをして、実は聞いていなかったことを思い知らされます。

 コミュニケーションの一方である「聞くこと」ができていないのが日常のコミュニケーションです。今回は解説を省きますが、相手の真意を理解しないまま自分流の解釈をして聞いたことにしているのが日常生活のコミュニケーションです。

 また、話すだけのコミュニケーションは、コーチングではなくテーチングです。無論、聞いているポーズだけというのは論外です。

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