世界中をとりこにする「こんまり」ブーム、いったいなぜ?

2019.04.04

経営・マネジメント

世界中をとりこにする「こんまり」ブーム、いったいなぜ?

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『人生がときめく片づけの魔法』がベストセラーとなり、近藤麻理恵(通称・こんまり)の名が世間に知れ渡ったのが2011年。 あれから8年ほどたったが、こんまりはいまやKonMariとして米国に進出し、そのメソッドが世界中で大ブームになっている。驚きべきは、2015年には、米国TIME誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のある100人」のうちの1人に選ばれたことだ。 こんまりのなにが世界をとりこにさせるのか、そのわけを探ってみよう。

Netflixの新番組が世界中で大反響

今年1月から始まった米国Netflixのオリジナル番組『KonMari~人生がときめく片づけの魔法』が世界中で注目を浴び、大ヒットとなっている。
片づけコンサルタントの近藤麻理恵(通称・こんまり)の著書はすでに各国で翻訳され、自身も米国に拠点を移して活動中。累計発行部数は1000万部を超え、2015年には、米国TIME誌が選ぶ「世界でもっとも影響力のある100人」のうちの1人に選ばれている。

そのこんまりが、いよいよ米国テレビ番組のレギュラー出演というわけで注目された。
その番組とは、家の中が散らかり片づけに悩む夫婦、子育て中の主婦、あるいは同性カップル、夫と死別した女性などさまざまなタイプの家庭を、こんまりが訪ねて、どうすれば部屋をきれいに片づけられるのかを伝授するもの。
その方法が独特で、従来のおそうじ方法の伝授や、お決まりの作業効率マニュアルの手ほどきなどとはまったく異なっていることから、番組は大きな反響があり、問い合わせが殺到したという。

さらに、CNNやウォルストリートジャーナルなどメディアも取り上げ、社会現象にまで。ワシントンポストによれば、地域のリサイクルショップへの不用品の持ち込みが急激に伸びていたり、また、古書店でも放送後には寄付の申し出が一気に増えたという。放送前まで70万ほどだったこんまりのインスタグラムのフォロワー数は一気に220万にまで伸び「世界でもっとも影響力のある100人」に選ばれることになったようだ。

米国人に新鮮に映った「ものへの感謝」の気持ち

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では、こんなに反響を呼ぶこんまり流の片づけのメソッドとは、いったいどんなものか。

番組の冒頭で、まず彼女は正座して「家にごあいさつ」。フローリングの床に正座して頭を下げるのは、靴で生活する米国人にとっては、すでにそこから奇異で新鮮なパフォーマンス。瞳を閉じて祈るような姿に相談者も視聴者も引きこまれていく。

洋服を片づける場面になると、まず相談者の所有しているすべての洋服を1カ所に集める。そして、ひとつずつ手に取り、この洋服が自分にとって「ときめく(spark joy)」ものかどうかを自身に問いかける。その判断によって、手元に残すか、あるいは処分するかを仕分けするのだ。捨てると決めた洋服に対しては「今日までありがとう」と感謝の言葉をささげて処分する。

これらは、日本で発売されたベストセラー「『人生がときめく片づけの魔法』に順じたものだが、テレビで初めて観た米国人にとって、モノに感謝という発想は、日本人が感じるよりもさらに不思議で新鮮に映ったようだ。

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