ビジネスセンスを磨くにはどうすればいいか?  ①ビジネスセンスのある人、ない人

画像: Shintaro Kakutani

2019.02.17

経営・マネジメント

ビジネスセンスを磨くにはどうすればいいか?  ①ビジネスセンスのある人、ない人

猪口 真
株式会社パトス 代表取締役

サラリーマンであれ、起業家であれ、うまく問題を解決し、調整をはかり、結果を出す人と、同じようなインプットと行動をとっているように見えても、まったく結果を出さない、それどころか問題をさらに大きくしてしまう人がいる。スキルが対して違うこともないし、インプットの量もそれほど変わらないのに、何が違うのだろうか。

では、一般のナレッジウォーカーにとって、ビジネスセンスとはなんだろうか。どのような人がビジネスセンスがあると言われるのだろうか。ビジネスセンスといっても、なかなかひと言では言えないが、「センスがある」というのは、多くの場合は、結果に対して「これはセンスある仕事だ」という評価だろう。

たとえば、以下にあるような事柄だ。

これらの結果を目の当たりにすれば、「相変わらずセンスあるね」などという評価を受ける。この場合は、目指すことは比較的簡単だろう。要はセンスがうかがえる結果を出せばいいのだから、プロセスはどうでもよく、センスがあると言われるような結果を出せばいいわけだ。

しかし、センスがあると言われるために頑張るというのも、かなりおかしい。センスがあるから結果を出せるわけであって、順番が違う。

センスとはプロセスにある?

結果に対して、プロセス(スタイルといったほうがいいかもしれない)というのがある。人事評価的にも、結果を評価する派とプロセス重視派に分かれることは多いが、センスがあるというのは、どうやらプロセスのほうに入るのではないか。

仕事のやり方がスマート、嫌みがなく仕事が楽しげに終わる、仕事の最中お客さんが楽しそう、といった、いわゆるスマートな仕事っぷりというやつだ。

次のような感じだろうか。

確かにこうした、プロセスを実践していくことができれば、結果も出すことができる気がする。ビジネスセンスがあるとは、とにもかくにも、仕事をスムーズに行い、顧客を満足させて、スマートに利益を上げるということなのだろう。

昨今のビジネスは、日々何が起こるか分からない仕事ばかりだ。想定できることしか起きない仕事など、まずない。そうすると、どれだけ臨機応変な対応ができるかどうかにかかっている。これまでの経験が生きない、役に立たないということになれば、あとはセンスを磨くしかないではないか。

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