第二次バカッター合戦到来!馬鹿発見器再発動の責任は誰か

2019.02.12

組織・人材

第二次バカッター合戦到来!馬鹿発見器再発動の責任は誰か

増沢 隆太
株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント

くら寿司、すき家、セブンイレブン、そしてバーミヤン・・・2013年くらいに続発したバカッター事件(ツイッターによる犯罪や不適切行為自慢)と同じような行為が、ここ最近再びニュースになっています。久々の馬鹿発見器発動を企業リスクの視点で見てみましょう。

伏線や振りといった構成は、本来お笑いを深めておもしろさを増すための重要な要素ですが、そんなめんどうな構成を理解をできない馬鹿者が、素人いじり能力ゼロで表面的お笑い「風」でもインターネットでは情報発信できてしまえます。クリックさえ稼げれば巨額の報酬も得られます。もはや決して若者だけではない話ですが、見る側の劣化は笑いを劣化させ、それはリテラシーを含めた知性の劣化が招いているのだと思います。そうした状況が笑い作りにまで影響しているのでしょう。

・店/企業側の責任
当然のことながら、こうしたバカッター行為を犯す愚か者が責任を負うのは当たり前です。ネット上に永久に行為と氏名、家族情報まで残されるという悲惨な結果を迎えるのも、ほぼ犯罪行為である以上弁護の余地は感じられません。しかし自己責任だけで済ませてしまっても、考える力が劣化している人たちは次々企業価値を毀損するような行為をやらかすことでしょう。企業側の危機管理責任はどんな時でも問われます。

やはり先日バイトスタッフのバカッター行為で被害を受けたくら寿司は、犯人に対し解雇だけでなく、刑事、民事での法的処置を告知しました。「若気の至り」で大目に見るのではなく、問題を顕在化させてさらなる行為続発への抑守としたいという意図には賛成です。

私がこうした飲食やサービス業など接客を伴う業界向けにお話ししているのは、インタビュー記事にもある通り、絶対に他人事と思わず、自社・自店でも起こり得ること、あるいはすでに起こっているかもしれないという危機意識を持つことです。新規入店のアルバイトへの指導を形骸化させず、必ずSNSの扱い方やその結果の損害賠償などについてもいちいち直接説明する。

バカッター事件が表に出るたびに朝礼や臨時スタッフ研修として、事件を共有するといったことが常日頃から行われないことで、発生リスクが高まります。セブンイレブンのようにフランチャイズ店舗など、本部や本社から離れれば離れるほど発生リスクは高まります。

「絶対に起きること」「絶対に他人事ではないこと」と自覚し、不断の対策を講じて下さい。

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増沢 隆太

株式会社RMロンドンパートナーズ 東北大学特任教授/人事コンサルタント

芸能人から政治家まで、話題の謝罪会見のたびにテレビや新聞で、謝罪の専門家と呼ばれコメントしていますが、実はコミュニケーション専門家であり、人と組織の課題に取組むコンサルタントで大学教授です。 謝罪に限らず、企業や団体組織のあらゆる危機管理や危機対応コミュニケーションについて語っていきます。特に最近はハラスメント研修や講演で、民間企業だけでなく巨大官公庁などまで、幅広く呼ばれています。 大学や企業でコミュニケーション、キャリアに関する講演や個人カウンセリングも行っています。

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