セラピスト視点3つのポイントで職場のコミュニケーションが変わる

画像: 🄫本宮輝薫

2018.06.02

ライフ・ソーシャル

セラピスト視点3つのポイントで職場のコミュニケーションが変わる

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

相手を理解した上で行われるコミュニケーションは、相手を尊重し、受け容れていることが伝わります。 さらに、その世界観の交流から違った視点を得ることができるので、相互に成長が促されます。 今回、理解を交えた「セラピストの視点の3つのポイント」を部下の上司への不満の相談を実例にして、お伝えします。

S子さんの場合、自分で自分の幸せを禁止している「幸せの禁止令」があるようでした。*参考)禁止令の記事
人は誰しも幸せを望むのが当たり前だ、と頭では思っています。
しかし、潜在意識で自分に幸せを禁止している人は、いつの間にか幸せから遠さかろうとします。

ここでは理想的な仕事の実現を潜在的に壊すほうへ働くパラドックスが見えました。

さらに言えば、途中で上司が仕事を振りやすくなる状況を気づかないうちに作っているかもしれません。

分析した他の感情には「虚しさ」もあり、「幸せ禁止令」と合わせると「どうせ、私の理想通りにはならない」気持ちがあるようでした。
 もし、幸せを自分に許せたら、上司から振られた仕事も「ラッキー!」と自分の成長のチャンスと捉え、それが本人の幸せにつながっていくかもしれません。

S子さんには、禁止令の解放をしてもらいました。

◎相手は、本当は何を伝えたいのか、に近づくこと

今回、3つのコミュニケーションのポイントをお伝えしました。
このケースの場合、一見すると急に仕事を振る上司への不満でしたが、
実は「仕事がいつも妨げられて。望むように実現しないことが繰り返されるのは、なぜ?」が本当の主訴でした。

セラピストは、相談者の言葉や態度から、ただ聴くのではなく、言葉の背後まで理解しようとします。
コミュニケーション時に、「こんなことを言っているけれど、本当は何を伝えたいのだろう?」と近づこうと意識すること、理解を忘れないと意識するだけで、関係はきっと変わります。

なぜならそれは、相手への思いやりにほかならないからです。

*写真は「幸せになることを自分に許したい」

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内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

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