DVと職場のパワハラの同じ根っこ

画像: (C)Terushige Motomiya 罪悪感・自己処罰欲求が癒される

2018.02.02

ライフ・ソーシャル

DVと職場のパワハラの同じ根っこ

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

DVの加害者と職場のパワハラとは、その意識を見ると同じ構造があります。  職場のパワハラする側は、自分が悪いと思っていませんが、受ける人はたまりません。 自分が悪くなくても、罪悪感を刺激され、いたたまれない思いをさせられます。  それから、関係ないようですが、子育てにも、近い構造を見ることがあります。  DVやパワハラは、自分ゴトではないと思う方も多いと思います。  しかし、親子関係でも、近い構造を見ることは、特別なことではありません。  「愛」の定義は難しいですが、相手の世界を理解するという視点を持つだけでも、自分自身が見える機会を得られるはずです。  *写真はフラワーフォトセラピーで使う「罪悪感が癒される」 

DV加害者の声

1月29日のNHKの「あさイチ」と言う朝の番組で「DV 加害者の声から考える」という特集をしていました。

出かける前だったので、じっくり見られませんでしたが、被害者の声ではなく「加害者の声」というのは、とても興味深いものでした。
加害者にもアプローチしなければ、問題の根本解決にならないという問題意識が少しずつ広がっていて、この番組では民間団体によるDV加害者更生プログラムについて取材がされました。

その更生プログラムに通うある男性が語ったことが印象的でした。
それは「自分は、DVをしているとか、まったく思っていなかった。」ということ。

暴力も暴言も自覚がないということです。

過去にモラハラで離婚した芸能人カップルの夫側も、そんなことを言っていたのを思い出しました。

便宜上、加害者を夫、被害者を妻 にしておきます(逆のケースも実際にはあります)が
この感覚の背後には

1、所有意識~ 妻は、自分の持ち物、自分の一部 自分の自由になるべき

2、特権意識 ~自分が食わしてやっている、この家では俺が一番偉い など
  だから、時に「指導」も必要となり、手が出ることに。

3、被害者意識 ~たとえば「お前 がちゃんとやってないから、自分の仕事に支障が出る」とか。
  当然、他罰的になります。「あんたのせいで、自分は迷惑している」と言うのがそのパターン。

これらの3つの意識が存在すると紹介されていました。

DV加害者の3つの意識構造

この3つは、分類されてとても分かりやすくなりました。
私なりの解説を加えてみます。

1は、あとでまた書きますので、まずは2と3について、

2の特権意識は、
裏返せば、この家でないと偉いと思ってもらえないという自己否定感が隠れています。
食わしてやっている、などは、自分が相手より優位に立ちたいという欲求から来ていますから。
他所では、自分を認めてもらっている感覚が薄いので、家では弱い立場にいる妻にこんな風に振るまえるわけです。

相手をコントロールできる感覚は、自己肯定感を補填してくれるという、大きなニーズが隠れています。

3は、他罰的で、もちろん本人が悪くても(暴力をふるっても)責任転嫁をすることで、自分はいつも正しいと言いたいわけです。 言われた方は、自分に非があったかも、と罪悪感を刺激されて自分を責め、自己否定感を募らせることに。*黄色い花の写真は、「罪悪感が癒される」のに見るだけでも役に立ちます。
暴力の恐怖もあり、無力感に満たされます。 結果として、支配-被支配関係が出来上がります。

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内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

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