前回レポートで話題にしたECB(欧州中央銀行)の金融緩和政策の出口論をきっかけに、世界主要国の債券利回り上昇の動きが広がってきました。今週はECBの議事録が発表され、インフレ見通しが一段と高まれば、金融緩和のバイアスを維持するかについて見直す可能性があると記述されていました。 先月下旬のドラギECB総裁の講演の中で、デフレ圧力かリフレに変わってきているとの内容を裏づける、資産購入の縮小(テーパリング)を開始されるのではとの観測が強まります。ユーロ圏債券の指標独連邦債10年利回りは0.56%水準にまで上昇してきています。
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2009.02.10
2015.01.26