NHK朝ドラ「ひよっこ」のラスト「がんばっぺ」が響くのは?

画像: 自分自身のうれしさに従って生きられる

2017.10.07

ライフ・ソーシャル

NHK朝ドラ「ひよっこ」のラスト「がんばっぺ」が響くのは?

内藤  由貴子
一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

NHKの朝ドラ「ひよっこ」が高視聴率の内に終了。早くから「ひよっこロス」の声が、広がっています。この「ひよっこ」の最終回、最後に主人公のみね子が視聴者に伝えた言葉「みんな一緒にがんばっぺ」を、今、人の心に与えてくれたものを考えてみました。

◎最後のメッセージが「みんな一緒にがんばっぺ」


9月末までのNHK朝ドラ「ひよっこ」が高視聴率で終了。早くから「ひよっこロス」の声が広がっています。
私自身も、この60年代に幼少期を過ごしたので、どこか懐かしいものを感じて見ていました。
なぜか「ひよっこ」で、朝を始めるのがハッピーでした。私も少なからず、ロスです。

最後に、ヒロイン みね子が視聴者に向かって「みんな一緒にがんばっぺ」と言って終了したのが、印象的でした。

このドラマでは、何度か「がんばれ」メッセージがありました。心理セラピストという仕事柄、ちょっと気になっていました。

折しも、電通の違法残業の裁判が終わったところです。
「頑張る」から降りられない状況があるこの時代、「がんばって」が最後のメッセージなのは、なぜなのでしょう。


◎ 朝ドラのヒロインにして、「何もの」にもならないみね子


さて「ひよっこ」のヒロイン、みね子は何かを目指す女の子ではありませんでした。
東京に出稼ぎに行った父親が失踪するという事件がなければ、そのまま奥茨城村で農業を手伝っていたはずです。

そこが異色です。過去の朝ドラマの「まれ」も実在モデルはいませんでしたが、パティシエを目指す女の子でした。

ご覧になっていない方のために、内容をざっとお伝えすると、主人公のみね子は、
東京で失踪した父を探すために、高校卒業後、集団就職で東京のラジオ工場に就職。ちょうど東京オリンピックの頃です。
しかし、東京オリンピック後の不景気で、工場が倒産。みね子は赤坂の洋食レストランで仕事することになりました。
そのレストランは、父親が食べに来たことがあり、その縁で時々訪れていた店です。
父は見つかるのですが、記憶喪失でみね子や家族のことを思い出せません。しかし、父はそれを乗り越えて奥茨城の家族の理解の中で新たな人生を生きていきます。

茨城の家族、一緒に上京した幼なじみの3人、工場の寮の仲間との友情、住むことになった店の隣の茜荘の住人や近所の人などの人間模様の交錯、みね子の切ない初恋もあり、最終的にはみんなハッピーエンドでした。 いい人ばかりで、あったかい世界でした。

と、こうまとめてしまうと、あまり面白くありません。

朝ドラは、実在のモデルや戦争や時代的要素が強いものが多く子供時代から描かれることが多いですが、ひよっこは、4年間の話のみ。そして「ひよっこ」のヒロインみね子は、最後まで何ものにもならない女の子です。
昭和の高度経済成長期は、特別な時代とはいえ、明治や戦前のようなドラマになる時期とは異なります。戦争の過酷な時代をヒロインが生き抜くような展開もありません。

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内藤  由貴子

一般社団法人フラワーフォトセラピー協会 代表理事

こんにちは。内藤由貴子です。花の写真でストレスを作る感情を分析、心理診断を行い、さらにその解消まで行うフラワーフォトセラピーのセラピストです。INSIGHTNOWでは、異色な存在かもしれませんね。このセラピーの普及のため、一般社団法人フラワーフォトセラピー協会を設立、講師の養成、セラピストの紹介を行っています。自身、色を使うオーラソーマ®をはじめ、セラピストとして16年あまりのキャリアです。このINSIGHTNOWでは、こころをケアに役立つようなコラムを書かせていただきます。よろしくお願いいたします。

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