卓越したリーダーシップの源泉 vol.1

~Vol.1 リーダーシップ行動を邪魔する7つの阻害要因~ このシリーズは、現代ビジネスにリアルに発生する、リーダーとしての課題を、論理とコミュニケーションの切り口から解明し、対処法を考察してゆく。

決断とは、リーダーの人格に必要な"全力を尽くすという行動"
の中でもっとも重要なことである。

「決断」という語源は、ラテン語の意味で、
外科手術の切断と同じ「断ち切る」という意味がある。

不安、怖い、恥ずかしい、悲しい、などという感情、
つまり心理的な阻害要因を断ち切って、
ひとつひとつの行動を決断して実行する。

身近な例で考えてみよう。仮に、自分の部署で業務のルールを
変えたいとする。
自分一人で考えているときは、「これは良いアイディアだ」と
思っても、いざ会社で実行しようと考えると、
皆の反応(見える反応、見えない反応を含む)を恐れて、
つい実行を躊躇してしまうときはないだろうか。

しかし、本来はその場を潤滑させるために、”恥ずかしい”とか
”見てみぬふり”をしないで、決断をし、まずは勇気を持って
行動してみるということがリーダーシップ行動として
大切なのである。

リーダーシップ行動を邪魔する阻害要因は、

「恥ずかしい」
「悲しい」
「怖い」
「見てみないフリをする」
「面倒くさい」
「前に言ったからもう言わない」
「格好悪い」

などの7つが代表格だ。
これに対して、決意が上回ることが肝心なのだ。

実行したら「みんな”面倒くさい”と思うのだろうな」
「これを実行したら部下はどうおもうか。」
「モチベーションは上がるのか?下がるのか?」
と考えてしまうことはあるだろう。
このように、明らかに見える反応だけでなく、
己の妄想にも惑わされることもあるのだ。

それゆえ、リーダーには、”決意”が必要なのだ。
決意から決断が生まれる。
抵抗を恐れない、失敗を恐れない。
抵抗されたら、失敗したら、どうしたら次は成功するのか?を
考えればいい。それが、自己成長の源泉にもなる。

リーダーシップ論でよく言われるのが、「決断」と「判断」の違いだ。
判断は、事象を理解し、論理・基準などに従って、判定を下すこと。
決断は、きっぱりと心を決めること。である。
言い換えれば、判断は頭でするものであり、決断は心でするものだ。

解り易い例を出そう。
昔テレビで放映されていた、「アメリカ横断ウルトラクイズ」を
覚えているだろうか。
あのグアムでの○×の泥んこクイズ。問題が出されて、頭で判断する。“きっと○だ”。
そしてパネルに向かって走り出す、この際、決めた答えを変えて×に
飛び込んでも良い。
しかし、まちがえたら、その先は泥池が待っている。走りながら決断
して、○に飛び込む!
この時に、このパネルの向こうが、泥か砂かという恐怖を決意で断ち
切って、自分が頭で考えた判断を信じ、心で決断したのだ。これが判断と決断
の違いだ。おわかりだろうか。

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葛西 伸一

株式会社メンター・クラフト 代表取締役社長

http://www.mentor-craft.co.jp/ http://www.mba-noryoku.com/ 大学卒業後、大手エレクトロニクス商社に勤務。その後、IT業界、映像コンテンツ業界と15年間の営業・企画・マネージャー等の経験を経て、 2007年4月に(株)メンター・クラフト設立。 豪州ボンド大学大学院 MBA(経営学修士) エグゼクティブ・コーチ(JIPCC認定) 日本コーチ協会正会員

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