経営戦略構文100選(仮)/構文10:関連多角化/非関連多角化

画像: ぱくたそ

2016.10.28

経営・マネジメント

経営戦略構文100選(仮)/構文10:関連多角化/非関連多角化

伊藤 達夫
THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

経営戦略の基本的な内容を解説していく内容です。構文という意味はバラバラに読んでもそれなりに意味がわかって読める、定型化されているということですが、読み物としてもそれなりに読めることを目指します。

あ、横文字がうざいですね。サブシダリーは子会社です。ハンズオンは事業経営への参画ぐらいの意味です。つまり、本社はいろいろ子会社に口を出して、子会社の収益の純粋な足し算以上の価値がでるように、いろいろとやっていきたいということです。でも、なかなかうまくいきません・・・。

今日のお話はそれはなぜか?というところともからんできます。ここからまじめに書きます。箸休めの方はご退場を。

単純に考えると、多角化をしようとした時に、2つの考え方があると思います。

まず、内部の「強み」を活かして多角化をしようという考え方です。強みという言葉は好きではないですが、複数事業を展開している企業があったとして、バリューチェーンを書き出してみます。そのバリューチェーンのプロセスの中で、共通度合いが高く、かつ付加価値の量が多いものが、複数事業で考えた時の強みでしょう。VRIOで細かくチェックしても構いません。

そのプロセスの遂行能力がケイパビリティと捉えられ、いわゆる強みになるケイパビリティなわけです。それを活かして他の市場に入っていくという考え方ですね。

もう1つは、外部に機会があるから、その機会を活かして多角化しようというものです。その機会を単純に捉えると、すごく成長している市場があるとか、そういったことになると思います。要は、儲かる市場があるから入ってみよう!というやつです。

日本の工場数の統計を経産省が出していますが、ここ5年でめちゃくちゃ増えています。工場の日本回帰でよかった!ということならいいのですが、ちょっと違います。統計に発電所がカウントされていて、太陽光発電所が恐ろしい勢いで増えたんです。なぜかって?政府がすごい値段で買い取ってくれるからですよ・・・。ソフトバンクの創業者の方の陳情ですよ。ええ、はい。香ばしくて香ばしくて・・・。

発電なんて縁遠い会社がバンバン入ってますからね。まさに機会があるからとりあえず発電所の申請しておこう、的な・・・。まあ、経産省も絞る方向性にあって、実際に絞り始めていますけどね・・・。いやー、香ばしい・・・。

ちなみに、工場の日本回帰が全くないかというと、去年、調べた私の記憶では、食品加工の一部が戻っていましたね。中国で食品事故が相次いだこととの関係は気になるところですが、そのあたりまで検証するプロジェクトでもなかったのでよくわかりません・・・。

脱線しました。話を元に戻しましょう。

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伊藤 達夫

THOUGHT&INSIGHT株式会社 代表取締役

THOUGHT&INSIGHT株式会社、代表取締役。認定エグゼクティブコーチ。東京大学文学部卒。コンサルティング会社、専門商社、大学教員などを経て現職。

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