価値生産時間について

2016.08.08

仕事術

価値生産時間について

竹林 篤実
コミュニケーション研究所 代表

ビジネスとは、価値と対価の交換である。従って仕事とは、何らかの価値を生み出して顧客に提供する結果、価値に見合った対価を得る行為といえる。そこで考えてみたいのが、自分の価値生産時間である。一日の全労働時間のうち、実際に価値生産に充てられている時間はどれぐらいだろうか。


価値創造時間を考える

筆者の仕事は、取材をして原稿に書き起こすことだ。取材のための下調べから取材、そして原稿を仕上げて納品するまでが一本の仕事である。すなわち、ここまでの工程をきちんと仕上げることで、対価をいただく。逆にいえば、価値創造に費やしている時間である。
土日も関係なく、朝早くから夕方まで仕事をしているつもりでも、実際の価値創造時間は、1週間で32時間しかない(計測し始めて10日だから、これから伸びる可能性はあるかもしれない)。効率仕事時間40時間説に従うなら、まだ仕事をできるはず。少なくとも効率が落ちる心配はない、ということだ。
ただ、厳密に時間を計ってみたわかったのが、価値創造以外に費やしている時間の多いこと。企業などにお勤めの方は、価値創造時間とそうではない時間を、簡単に分けることは難しいとは思うが、一度、自分の価値創造時間を計ってみられることをおススメする(ちなみに、この原稿は伊丹空港での待ち時間に書き始め、空港バスの中で8割ほど書いて、取材先で取材が始まるまでの15分ほどで仕上げた)

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