「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」の読者からの反響

2015.12.04

組織・人材

「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」の読者からの反響

鬼本 昌樹
戦略人財コンサルタント 代表

前回の「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」(2015年12月2日付)を読んだ読者からの反響を受けて、それを紹介し、さらに人事部の新たな役割の”採用”について記載してみました。

もちろん、学生にとっても「自己実現」が明確に意識して表現できなければ、内定は困難となる。

2011年の東北地方太平洋沖地震で大きな困難を経験した新卒者を何人も面接したことがある。明らかに、他の学生とは意識の差、態度の差は肌で感じた。彼らは明確に将来の設計を「自己実現」として持っていた。彼らの話に本心・本音が感じられ、企業としてもむしろ応援したい気持ちになったことを覚えています。さらに、すごいのは、数か月間の新卒研修が厳しいにもかかわらず、彼らは、誰よりもすぐにマスターしていった。同僚がアフターファイブに飲んでいる間、徹夜してでも研修で行ったことをマスターしていった。このような経験をお持ちの方はおられるのではないでしょうか。

「自己実現」という源泉は、仕事においても、生活においても充実した意義あるものを生み出すことができる。そんな証明はすでに行われていたのかもしれない。

この経験から、新卒採用においては、自己実現の作文を書いてもらうことにした。その背景や環境、理由や意図は面接で確認する。そして、面接の手順も内容も変えた。

新たな人事部の役割を検討し、新たな新卒採用も見直しが必要ではないだろうか。圧迫面接も「オワハラ」も不要。もっと、本音・本心が確信できるソフト的アプローチと検討してほしいと切望しています。

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鬼本 昌樹

戦略人財コンサルタント 代表

人事の役割は、グローバルでは2005年あたりから大きなパラダイムシフトが始まりました。それは、社員の自己実現を達成させる仕組み、制度、支援を人事が行うことです。社員が安心して会社で最大のパフォーマンスを発揮し、それが経営目標の達成、さらには事業発展に貢献できる仕組みを人事が担当する時代になったのです。 人事機能を運用管理するだけの役割は、グローバルの優良企業にはもはや1社もありません。 このような人事の役割の変化と事業の発展は等しく関係しています。日本企業の真のグローバル化、世界で戦う人材のマネジメントを行う人事部門の再構築の支援をさせて戴いております。

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