「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」の読者からの反響

2015.12.04

組織・人材

「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」の読者からの反響

鬼本 昌樹
戦略人財コンサルタント 代表

前回の「人事部に求められる新たな役割とは何か? 」(2015年12月2日付)を読んだ読者からの反響を受けて、それを紹介し、さらに人事部の新たな役割の”採用”について記載してみました。

前回の人事部の新たな役割について、早速に反響がありました。

テレビドラマ「下町ロケット」と同じだ

それは、「今、人気テレビドラマ―下町ロケット、と通じるものがある、同じだ」というものでした。

このドラマは、俳優の阿部寛さんが演じる主人公の佃(つくだ)製作所の社長の熱意が、あらゆる社員を巻き込んで、あらゆる修羅場を乗り越えていく物語です。もともとは、宇宙科学開発機構で働いており、自ら開発したロケットエンジンを搭載したロケットの打ち上げが失敗となり、その責任を取って退職。父親の家業を継ぐことになり佃製作所の社長に就任したのです。ロケット打ち上げの失敗、その屈辱と自己実現を達成させるために、ロケットエンジンのバルブシステムの開発に没頭し、特許まで獲得したのです。ここまではよくある話です。

しかし、社長の自己実現とは何か、それが、使命に変わってとき信念や情熱を感じていきます。社員に対して、自己実現の意義や目的を何度も何度も繰り返し説明し、そこから社員を動かしている。佃製作所は、エンジニアの集団ではあるが、営業担当、経理担当も全員を巻き込んで、取引先企業の無理難題な宿題も課題もこなしている。エンジニアに課せられた課題ではあるが、それを周りが見ていて、自主的に支援をしている。また、その姿を見ていた社員食堂のおばちゃんたちが夜食を準備しもてなしている。ドラマとはいえ、考えさせられる光景がいくつもある。

そのなかで、「何のために技術を活かすのか?」「僕たちの目的はなんだ?」と常に原点を問い続けている。

「自己実現」の意味、意義を根本から考えさせられる。

自己実現を再度見つめてみる

「自己実現」は市民権を持った言葉ですが、本当の意味や意義となると、なかなか理解していない。「マズローの欲求5段階」の法則は、社会人なら聞いたことはあると思う。モチベーションを持たせる理論でもあるが、「自己実現」のレベルは、もはやモチベーションを超えたパワーではないだろうか。それは、「明確な目的意識」であり、「覚悟」さえ感じるパワーでもある。

100の優良企業は、「自己実現達成」の人材を採用し、育て、それでビジネスをさらに成長させている企業が選ばれている。例えば、グーグルは2014年、2015年とも最優良企業であるが、グーグル地図にしても、自動車の自動運転にしても、社員からの自発的な「自己実現」から発生している。

企業の求めている人材と、「自己実現を達成したい」ことに源泉を持つ人が一致できれば、社員として採用し、活躍の場所をドンドン与えている。安心して自己実現が達成できるように支援を、社員にも家族にもしている。

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鬼本 昌樹

戦略人財コンサルタント 代表

人事の役割は、グローバルでは2005年あたりから大きなパラダイムシフトが始まりました。それは、社員の自己実現を達成させる仕組み、制度、支援を人事が行うことです。社員が安心して会社で最大のパフォーマンスを発揮し、それが経営目標の達成、さらには事業発展に貢献できる仕組みを人事が担当する時代になったのです。 人事機能を運用管理するだけの役割は、グローバルの優良企業にはもはや1社もありません。 このような人事の役割の変化と事業の発展は等しく関係しています。日本企業の真のグローバル化、世界で戦う人材のマネジメントを行う人事部門の再構築の支援をさせて戴いております。

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