今日は何の日 10月5日は「教師の日」

画像: PhotoAC acworks

2015.10.05

ライフ・ソーシャル

今日は何の日 10月5日は「教師の日」

INSIGHT NOW! 編集部
インサイトナウ株式会社

ユネスコの定める世界教師デーに合わせて、「教師の日」を制定した認定NPO法人Teach For JAPAN をご紹介します。

今日、10月5日は「教師の日」です。

国連の教育科学文化機関ユネスコが「教師の地位向上に関する勧告」を調印したことを記念した「世界教師デー」に合わせて、認定特定非営利活動法人Teach For Japan が制定しました。

Teach For JAPANは、本来格差を埋めるはずの「教育」を媒介にして社会階級が固定化され貧困が連鎖してしまっていることを憂い、質の高い教師を養成・派遣し、教育現場を「内側」から変えていこうとしています。具体的には、教育への情熱を持った多様な人材を、教師として学校現場へ派遣する活動を行っています。各自治体の教員採用試験とは別に独自の採用・選考を行い、赴任前研修を行ったうえで現場に派遣し、継続して支援するという活動です。日本の教育現場に少しずつ風穴をあけるという、困難な道のりにチャレンジしています。

教師という仕事は、責任重大な仕事です。学校の教師は、子どもたちの将来に思わぬ影響を与えてしまいます。学習意欲をそぐような教師に出会って基礎教育をおろそかにすると、一生、格差社会に苦しむようなことになりかねません。個人的な問題に親身になってくれる教師に出会って思いやりを学んだり、感情的になっていじめする教師に出会って先々まで人間不信になったり、学習要綱以外の人格形成にも影響してしまいます。

Teach For JAPANの共同研究者となっている慶應義塾大学総合政策学部 准教授中室 牧子氏から寄せられたコメントには、その責任重大な教師の質を上げることの難しさが垣間見えます。

「教育経済学の研究蓄積によると、「教員」は子どもらの学力や意欲に大きな影響を与えることが明らかになっています。しかし教員の質を数値化し収集することの難しさから「どのような教員が良い教員なのか」ということに、十分な答えを出せるには至っていません。」

2010年からの活動なのでまだまだこれからの団体ですが、どのような教員が良い教員なのかを見定めて、多様な人材の中から教師を育成し、教育現場へ派遣していく活動が継続されていけば、日本の教育を本質的に変えることができるかもしれません。Teach For JAPANでは寄付や法人サポーターを募集しています。あなたも熱意を持った若者を応援してみませんか。

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