真の女性活用とは『ガラスの天井』?

画像: https://www.flickr.com/photos/salty_soul/17200245273/

2015.07.16

組織・人材

真の女性活用とは『ガラスの天井』?

根本 雅子
L.C.L. (Miyabi Consultants limited) Director : コンサルタント、エグゼクティブコーチ、 ライフコーチ

『女性活用』という言葉をよく聞きますが、現実には、どうして良いのか解らないという企業が多くあります。 『ガラスの天井』と言われる女性活用の天井をどうしたら外せるのでしょうか。 新しいリーダーシップ力:インクルーシブリーダーシップの可能

安倍首相の2020年迄に、女性管理職30%という目標値が掲げられてから、『女性活用』という言葉をメディアを通して、より一層、目にする機会を増えました。

この『女性活用』に対して、企業側の実情は、各企業様々だと思われますが、先日、マッキンゼー日本社長のジョルジュ・ヂュボー氏とお話させて頂いた際、『日本企業は、女性登用を最優先で行うことが必要である。それには、女性に対して研修を提供しサポートして行くことはもちろん必要であり、同時に、現男性マネジメント層の思考転換が必要不可欠である』という言葉でした。

まさに、この彼の見解は、当方が提供している研修・コンサルティングと通じる点が多々あります。

『glass ceiling』という英語表現があります。意味は、女性や少数派には、見えないガラスの天井が覆いかぶさっているということです。日本の実情は、ガラスではなく、『しっかり目に見えるコンクリート石工の天井が存在している』と表現した人もいます。

私自身、20年程前に、日本企業に勤務していた経験と、現在、日本企業に女性活用の研修を提供している立場からこの表現は、当たらずとも遠からずと否定できない現実と感じています。

一方、実情の企業側は、『どうしてよいのか解らない』との声をよく聞きます。

真の女性登用には、次の3方面から向き合うことで可能と、私は考えます。

1) 現在、実務経験が豊かで、中堅として頑張っている女性社員

現場の声: ロールモデルがいない、今からどうして良いのか解らない

2) マネジメント層(主に男性)

現場の声: 『女性活用』の可能性と有用性は、頭では解っているが、具体的に、自分達の組織内でどうしたら良いのか解らない

3) 入社10年以内の女性社員

現場の声: 先輩像となる人、ぴったりのロールモデルが社内にいない

これらに対して対策案は、色々とありますが、それぞれについて、2点づつ、ここでリストアップ致します。

1)  中堅女性社員に対して:

a) 自分が自分のロールモデルになるようなビジョンを明確にする(彼女自身の人生において、組織において、社会において)

b) 従来の女性社員は、組織内でのコミュニケーション、特にアサーティブコミュニケーション(伝えるべき点を伝える方)の習得

2) マネジメント層に対して:

a) 従来とは異なるマネジメントの可能性を広げる。一つとして、多様性の強みを使って新しい価値の創造・革新を生み出す組織創りを可能にするインクルーシブリーダーシップ力

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根本 雅子

L.C.L. (Miyabi Consultants limited) Director : コンサルタント、エグゼクティブコーチ、 ライフコーチ

日本女子大学卒業後、三菱商事株式会社に勤務。 97年に渡英、米系ビジネスコンサルティング会社で欧米日本の企業対象に、現状問題打破の思考転換を促すコンサルティングに関わる。 一方、エリクソンカレッジにて「コーチング」を学び、更にスキルアップ。 この手法で、女性の働き方、マネジメント層の思考転換が可能と考え、03年に独立し、現在では、女性活用、インクルーシブリーダーシップ等幅広く提供

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