塾FC戦国バトル ー7つの海域ー

2013.04.11

ライフ・ソーシャル

塾FC戦国バトル ー7つの海域ー

今野 篤
株式会社経営教育研究所 代表取締役

ここ数年で急激に増えたフランチャイズ(FC) 塾。その中でも、個別指導の勢いはすさまじい。 現在、40前後の塾で個別指導FCを展開している。各社、加盟者獲得に向け、商品やサービスはもちろん、ビジネスモデルの差異化に入っている。 それぞれのモデルで注目を集めているいくつかの本部を徹底分析し、群雄割拠に入った個別指導FCを比較。今後の動向とその先にある問題に迫る。

 この他アーリーFCは、SSS進学教室(サンマエデュケーション/京都)、ショウイン(ショウイン/福岡)、英才個別指導学院(エイサイ・コミュニケーション/神奈川)、個別指導GRIP(心地/千葉)など、多くの個別指導塾が参入し、激戦地になっている。

■異業種参入
塾以外の業種から参入したきた「異業種グループ」では、トライプラス(TRGネットワーク/東京)やECCベストワン(ECC/大阪)などが教室数を伸ばす。自社のコンテンツやノウハウを、塾用のFCパッケージに仕上げることで差別化を図る。

トライプラスは、家庭教師で培った講師ネットワークを土台に、近年教室数を伸ばしている。ECCベストワンも、総合教育機関ECCのOB・OGネットワークを活かした教室創りをしている。

■集団指導参入
 集団指導塾から参入する「集団グループ」は、城南コベッツ(城南進学研究社/神奈川)が躍進的に教室数を伸ばした。これは京進スクールワン(京進/京都)や、個太郎塾(市進HD/千葉)を上回るペースだ。このグループは、企業スケールやブランド力を有することで、個別指導教室の勢力拡大を図る。

 市進HDと城南進学研究社、個別指導 Axis(ワオ・コーポレーション/大阪)は、自社開発の映像コンテンツを各教室に導入しシナジー効果と差別化を図っている。

■老舗ブランド
 「老舗グループ」の明光義塾(明光ネットワークジャパン/東京)、ITTO個別指導学院(自分未来アソシエ/東京)、スクールIE(拓人/千葉)などは、これまで培ってきたノウハウを活かし、次世代のFCビジネスモデルの構築や新パッケージとサービスの開発が活発である。

 明光義塾は早稲田アカデミー(東京)と共同で難関校・上位校を受験する高学力層向けの個別指導FC 早稲田アカデミー個別進学館を開発し、今後5年間で100教室を目指す。自分未来アソシエは、ITTO個別指導学院の他、がんばる学園、快適な学習空間と英語施設を併設したみやび個別指導学院、女子専用のすみれ個別指導学院など、塾の多チャンネル化を進めている。

 この他、Dr.関塾(関塾/大阪)、早稲田育英ゼミナール(早稲田育英ゼミナール/東京)、JUKUペガサス(ペガサスプランニング/福岡)、学研CAIスクール(学研エデュケーショナル/東京)、名学館(名学館/愛知)も独自路線を打ち出し全国展開を進める。明光義塾とスクールIEは、海外展開にも乗り出している。

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今野 篤

株式会社経営教育研究所 代表取締役

教育ビジネスのアナリスト/コンサルタント。専門はフランチャイズ(FC)とデジタル関連。個別指導FCやベンチャーなどの教育機関を経て、2009年に民間教育シンクタンク経営教育研究所を設立。教育と異業種を結ぶエデュイノベーションLLPパートナー。

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