自己流「ペルソナ」:ジャガビーのケース

2007.11.06

営業・マーケティング

自己流「ペルソナ」:ジャガビーのケース

松尾 順
有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

昨日のカルビーつながりで、 もうひとつ取り上げたいと思っていたネタがあります。 今回は、「ジャガビー」の商品開発に、 「ペルソナ法」的アプローチが採用されていたという話です。

また、そこに、特定の顧客像という「一本の軸」が
あるため、方向性がブレにくいことにあります。

「ジャガビー」の場合、ペルソナで描いた、
おしゃれで情報感度が高い都心の独り暮らしの女性の部屋に
置かれても違和感がないような「落ち着いたデザイン」が
採用されました。

同商品のサイトも、
ターゲットの部屋をイメージしたデザイン。

また、TVCMに出演しているモデルのヨンア氏。

彼女は、ファッション雑誌「Oggi」で活躍していますが、
ヨンア氏も、「Oggi」もターゲットの視点で評価した結果の
選定だそうです。

「ジャガビー」の販路は、原則としてコンビニのみ。

男性客の多いコンビニに、
独身女性をターゲットとする商品を置くことに対しては、
当初不安視する声もあったようです。

しかし、実際には、
購入者の半数は女性が占める結果となり、
大ヒットへとつながったというわけです。

(参考情報)ITpro CIO情報交差点
カルビー 自己流「ペルソナ」で大ヒット商品生み出す
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/JIREI/20070914/282071/?ST=cio

(ご参考)ペルソナ関連記事

*「ユーザビリティ」から「デザイアビリティ」へ

*ペルソナマーケティング(BtoB事例)

*ペルソナマーケティング(BtoC事例)

*その商品は、どんな奴だ。

*できるだけリアルな「顧客の仮面」をかぶる方法

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有限会社シャープマインド マーケティング・プロデューサー

これからは、顧客心理の的確な分析・解釈がビジネス成功の鍵を握る。 こう考えて、心理学とマーケティングの融合を目指す「マインドリーディング」を提唱しています。

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