ムバーラク→カダフィー→ナベツネ。プロ野球に革命の予感。

2011.03.20

ライフ・ソーシャル

ムバーラク→カダフィー→ナベツネ。プロ野球に革命の予感。

中村 修治
有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

田舎生まれの私は、大の巨人ファンだった。長嶋茂雄の引退試合の後は、裏庭で涙を流しながらバットを振ったことを今でも思い出す。

昨年のセパ交流戦では、パシフィックリーグの6球団が上位を占め、巨人、阪神、中日以下のセント ラルリーグ6球団はいずれも7位以下のBクラスに沈んだ。テレビの地上波ではプロ野球中継の頻度が激減した。読売巨人軍の我欲に振り回されるセントラルリーグの実力は凋落した。当然、人気もガタ落ちである。さらに言わせてもらうと、サッカーのW杯での日本代表の闘いぶりや現在のザックジャパンのチームワークを武器とした躍進を目の当たりにした我々、視聴者は渡辺恒夫氏に向かってこう言おう・・・
無礼な事を言うな。分をわきまえなきゃいかんよ。

「たかが、セリーグである。」
「たかが、プロ野球である。」

これからの日本再建には、「時間」への感度の高い鮮度あるリーダーが必要である。利権も過去の産物である。経済合理を考えているだけで、時間的にはロスである。利権も、お金も捨てて「時間」を最優先してとることのできるリーダーが、最終的に、いちばん大きな権力を握れる時代なのである。そう考えると、時代遅れな権力者はもう要らない。感度の悪いおじいさんは、再建のためのリーダーの器ではない。「長島茂雄氏」も、いまやプロ野球改革の顔にはなれない。大ファンとしては残念なのだが、それが真実だ。

大震災で海に沈んでいった無数の御霊に、日本再建を夢見て悲惨な現地で闘う有志に、プロ野球界が誓うべきことは、節電して開幕しますとか、被災した皆さんに勇気を与えますとか、そんな場当たり的なことではなくて・・・権力と野球、政治とスポーツとを一緒に考えたりはしませんという「正義」である。日本のプロ野球界には、「ジャスミン革命」が起こり始めている・・・。きっと。

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中村 修治

有限会社ペーパーカンパニー 株式会社キナックスホールディングス 代表取締役

昭和30年代後半、近江商人発祥の地で産まれる。立命館大学経済学部を卒業後、大手プロダクションへ入社。1994年に、企画会社ペーパーカンパニーを設立する。 その後、年間150本近い企画書を夜な夜な書く生活を続けるうちに覚醒。たくさんの広告代理店やたくさんの企業の皆様と酔狂な関係を築き、皆様のお陰を持ちまして、現在に至る。そんな「全身企画屋」である。

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